3章 ハル兄の武器
「それでお母さん、明日になったら僕対兄さん達と勝負してみることにしたんだけど・・・
あ、ハル兄の武器作るの忘れてた。お母さんハル兄呼んできてくれる?」
「いいわよ。」
お母さんはそういうと何故か微笑んだ。
「どうして笑うの?」
「いや、完璧なノイルちゃんでもミスをするんだな〜って思って。」
「僕は完璧じゃないですよ。」
「そう?まぁそれじゃハルを呼んでくるわ。」
お母さんはそう言ってハル兄を呼びに行ってくれた。
そしてハル兄が僕の部屋にきて、
「それにしてもノイル俺を忘れるとはひどいな。」
「ごめんって。まぁお礼として何か魔道具を作った上げるよ何がいい?」
「そうだな。マジックバックとか作れるか?」
「作れるけど、わかったそれでその形状だけど指輪?腕輪?それとも普通のカバン?どれがいい?」
「それじゃ腕輪で。」
「そう。それじゃ時計ってどう?」
「時計?」
「そう時計。見た目は時計で普通に時計としても使えるけど、
マジックバックとしても使えるどう格好良いと思うけど。」
「ちなみに時間はどのくらいかかりそう?」
「多分そんなにかからないよ。まぁそんなことは後でいいとして武器はなんだったけ?」
「俺は大剣だな。」
「やっぱり重量ある方がいい?」
「そうだな。」
「わかったそれでどれくらいの重さ?」
「そうだな大体50キロ以上は欲しいな。」
「それじゃハル兄が持つと50キロだけどそれ以外が持つと1トンとか10トンとかにできるようにしようか?」
「そんなことができるのか!」
「できるよ。多分数分で作り終えるから待ってて。」
僕はそう言っていつもの素材で大剣を作り、
そして僕は魔法などを付与するのだった。
「よし終わった。」
「マジで!まだ数分しか経ってないぞ!」
「それはおいておいて、性能をいうね。まず重量は50キロで長さ1メートル。
そして付与した効果はさっき言ったハル兄だけが50キロに感じて、
それ以外はハル兄が指定した重さになるから。それとそれ以外の効果で、
耐久度超上昇、自動完全修復、体力超増強、筋力超増強、
地属性超絶上昇、水属性超激減、火属性超激減、風属性超激減、
『スペル:大地震』『スペル:地鳴り』『スペル:未解放』『スペル:未解放』
これがこの剣の性能だけど何か気になることある?」
「まずスペルってのと、未解放ってなんだ?」
「未解放は、ハル兄にあったスペルを条件をクリアして解放する様にしてあるから、
そしてその条件は僕も知らないよ。それと大地震と地鳴りはそのままの意味だから。」
僕はハル兄にそう説明するのだった。




