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ゲーム界最強の職業のまま異世界にきたら・・・  作者: 大城誠也
3章 学園編
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3章 家族で団欒

「それにしてもノイル。どこで何をしていたの?」


「僕は迷宮都市に行って、

 迷宮を攻略したりローランド商会に行ったり色々しました。」


「おいノイル。今迷宮を攻略したって言わなかったか?」


「そうだけど。」


「今の冒険者ランクはなんだ!」


「そんなに気になる?」


「気になるさ。にいちゃんとしての威厳が保てなくなるかもしれないからな。」


「多分威厳がいないって言われるの、そういう行動をしているからなじゃないかな?」


僕はそういってインベントリから冒険者カードを出した。


「お前どこから!」


「これただのスキルだからそう驚かないで。」


「わ、わかった。善処しよう。」


「それにしてもハル兄とドー兄はなんも言わないんだね。」


「そりゃ今は兄さんが話しているし、

 今ここで割り込んだら兄さんがおかしくなるからね。」


とハル兄がこっそり僕に教えてくれた。

そして現在レイ兄はというと、石のように固まっていたのだった。


「兄さん大丈夫?」


僕がそういう聞いても石のようになって動かなかった。


「レイお兄ちゃん。どうしたの?

 石のように固まったのは僕のせいなの?」


と瞳をうるうるさせて僕はそう言った。するとそれに騙されたレイ兄は、


「す、すまなかった。ノイルがまさかあんなランクだとは。」


「兄さん。そんなに驚くことなのか?」


「そうだぞ。今のノイルは何歳に見える?」


「8歳ぐらいかな?」


「それじゃこれを見てみろ。」


レイ兄に唆されたハル兄はそうして僕の冒険者カードを見るのだった。


「ノイル、これは本当なのか?」


「そうだけど。でももう使わないかな。」


「どうしてだ!」


「そりゃのう使い道がないし、だからもういらないかな。」


「ノイルそんな無駄なことはしない方がいいぞ。」


「それはどうしてなの?」


「冒険者ランクがA以上のものは関所とかそういうびを無視することができたりするし、

 他にも様々な使い道があるから残しておいた方がいいぞ。」


ドー兄にそう言われて


「そうなんだ。そういえばみんなが使ってる武器って何?」


「突然だな。俺は片手剣だな。」


「俺は大剣。やっぱり力は偉大だからな。」


「俺は弓だ。」


「私は魔法かしら。」


「お母さんが刀かしら」


レイ兄ハル兄ドー兄アイ姉そしてお母さんの順で答えるのだった。


「でもノイルちゃん。どうしてそういうことを聞いたの?」


「いや今魔道具作るしそれが終わったら暇だから、

 時間潰しにみんなの武器を作った方がいいかなって思ったから。」


僕はそう答えるのだった。


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