2章 ノイルのやらかし1
⦅それではマスター。メリットを表示します。
それで気になる点がありましたら教えてください。⦆
「わかった。」
僕はそう言ってコアから出現した一枚の紙を手に取った。
──迷宮──
=メリット=
・マスターになった迷宮の素材を魔力と交換可能
・マスターになった迷宮の中を自由に転移可能
・マスターになった迷宮内の魔物に自由に命令可能
・マスターに迷宮の総階層数×10のステータス全上昇
・コアが壊れない限り不死
・死んだ場合コアの魔力1万を使用して復活
・不老ただし見た目は設定可能
・コアが壊れた場合魔力10万使えばコア復活
・コアが復活するとコアの耐久度が倍化する
=デメリット=
・人から狙われやすくなる(迷宮のマスターとバレれば)
・自身の全ステータス1割減少
・コアが壊れてから1週間復活させなかった場合マスター死亡
・コアが壊れてから毎時1%ステータス減少最高75%まで減少
・コアが壊れると階層の魔物全敵化
・コアが壊れると迷宮の中の転移不可
・コアが壊れてから五日目で階層×0.1%ステータス減少
──終わり──
「つまりコアが壊れたらアウトなんでしょ。」
⦅そういうことになりますね。⦆
「それじゃあ僕がゴーレムを作ってそのゴーレムのコアとして利用して、
迷宮のダミーコアを作ったらよくね?」
僕がリリアに聞くと
⦅それは名案ですが、そのゴーレムをどうするかですよ。⦆
そうリリアがいうと
「僕はこう見えてなんでもできるんだよ。」
僕はそう言って迷宮のメリット効果素材交換で、
この迷宮内の最高級で最高品質の素材と交換した。
⦅マスターその交換したものはなんでしょうか?⦆
「ああこれはベヒモス、リヴァイアサン、バハムート、
フェンリル、ヘル、ヒッポグリフ、ケルピーなどの魔物の爪、皮、鱗、血、骨などの素材と、
鉱石類の全ダイヤモンドシリーズと、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコン、
ヒイロアカネ、アンオブタニウム、ヴェブラニウム、ダマスカス鋼、アポイタカスを元に、
僕の血肉そして骨を使用しそして最後の賢者の石ではなく賢王の石を使用して作っ・・・
・・・・・・・たものがこちら。」
僕はそう言って即時錬成をして作り上げたゴーレムを見せた。見た目は僕と似ているが、
お腹部分を開けると迷宮のコアを入れる部分が存在し、
このコアを縮小化し脳と連携さすように作ったものである。
「これでどう?」
僕はコアを入れて体を使えるようにした。
「いい感じですマスター。」
「つまり成功ってことでいいかな?」
僕はリリスのそう聞くのだった。