2章 ローランドさんと...1
「そうですか案内ありがとうございます。」
僕はそう言ってチップとして銀貨一枚手渡した。
「それではどうぞごゆっくり。」
受付嬢はそそくさと立ち去ったのだった。
「それじゃ入るかドルトン。」
僕はそう言って扉を開けた。すると
「久しぶり、でもないか。」
「そうですね。1日ぶりですね。」
「そうだね。ところで後ろの人は誰だい?」
「この人は僕の従者です。」
「でも護衛依頼の時はいなかったよね。」
「ドルトン。」
「はい、なんでしょうか?」
「秘密言っちゃってもいいかな?」
「秘密でもないのでいいですよ。」
「そう。それじゃローランドさんこの人は僕がダンジョンで拾った、
エクスマキナだよ。」
僕がそういうと
「それは本当かい?」
「そうだけどどうかしたの?」
「どうかしたのって君エクスマキナって伝説のしかも御伽噺にしか出てこない種族なんだぞ。
それが目の前にいるとなったらそりゃ興奮するだろ。」
ローランドさんはそう言ってドルトンの方に熱い視線を送っていた。
「言いにくけど、ローランドさんそれはたから見たら変態だよ。」
僕がそういうと正気に戻ったのか、
「失敬、失敬。私としたことが。
それでどうしてここにきたのかな?」
「どうしたもこうしたも、この紹介にいよるときは会いにきてと言ったのはあなたでしょ。」
「そうだったかな?」
「忘れるのはひどくないですか?」
「それはそうとしてだがなぜここにきたのだ?」
「ああそれは何個か理由があって、
まずこのカードについて教えてもらってなかったから教えてもらおうって思ってきました。」
「そういえば言い忘れていたね。一応登録はしたかい?」
「ええ一応ですが。」
「それじゃそのカードの説明をするよ。
そのカードにはランクが存在しそのランクに覆うじで様々な待遇が用意されてあるんだ。」
「そう何ですか。それで僕のランクはいくつですか?」
「もちろんSランクだよ。」
「それでSランクの待遇は何ですか?」
「それはね、まず一つ目はいらないかもだけど受付でこのカードを見せると私にいつでも会える。」
「それはあんまり意味ないね。」
「そう言われると落ちこむが、
私はこう見えて貴族でも私に会いたいという人が
どれくらいいるか知っているのかい?」
「逆に聞きます知っていると思いで?」
「そうだったね。君はそういう子だったね。」
「そういうことです。」
「それじゃ2つ目を紹介するね。」
ローランドさんはそう言って机の中に手を突っ込むのだった。