2章 ギャンブル3
そして真偽判定のスキルを持っている人が出てきて、
「それじゃ君は僕にイカサマをしましたか?って聞いてください。
そして僕は、はい。と答えるのでその真偽を判定してください。
嘘でしたら嘘と言ってください。一応僕は真偽判定のスキルと真偽を判定する魔道具は持っていますが、
僕がそれを使用したら何か言われかねないので今回は使用しません。」
「はい。わかりました。」
そう言って真偽判定を持っている彼は口にするのだった。
「あなたはイカサマをしましたか?」
僕はもちろんイカサマをしているので、僕は、
(魔術:振動操作)
そう言って振動で僕の偽の声を作り出して、
「はい。」
と答えた。
「嘘ですね。つまりあなたはイカサマをしていません。
次はあなたです。」
そう言って今度はディーラーの番がきた。
「あなたはイカサマをしましたから。」
「はい。」
「し、真実です。」
真偽判定の彼がそういうとディーラーは懐からナイフを
取り出して僕らもろとも殺そうとしてきた。
「魔術:絶対麻痺」
そう言ってそのディーラーを麻痺さして動けないくした。
「それにしても僕はどうしてこんなにも事件やらに
巻き込まれるのだろう?」
そう思いつつカジノの責任者を読んだのだった。
「それであなたは彼に対してどのような措置をするのですか?
そして僕にする謝礼はどうするのですか?」
僕がそういうとその責任者はこう口にした。
「ここではそのようなことは起きていません。」
責任者がそう言って、
「つまり黙認するということですか?」
「はてなんのことをお話で?」
彼がそう言った途端僕は少しキレるのだった。
「へぇ〜君はそういう態度を取るんだ。
つまり君は犯罪者を庇う共犯なんだね。」
「はて君は知らないのかね?
人の罪を着せることは冤罪という罪になるんだよ。」
「それじゃ不敬罪とう罪も知っているかな?」
「ええ知っていますとも。ですがCランク冒険者の君が
その不敬罪を言い渡すことはできませんよ。
もしできてもどうせ準男爵か騎士爵のクソ貴族ですよ。
それに私の友に侯爵家も当主もいますので、
不敬罪になるのはどちらでしょう。
まぁでもこのような教育をしたご両親は本当にクズか最低だろうね。
強いていいところと言ったら顔ぐらいですね。
兄弟もどうせクズ揃いでしょうけど。」
僕はそのディーラーにそう言われ、
堪忍袋の尾が切れた。
「貴様さっきから喋らせておけばぐちぐちと僕の家族を侮辱してきて、
は?何準男爵?騎士爵。はいはいそうですね。
でも僕は公爵家の娘なんですけどね。
養子だけど。」
僕は一応僕とディーラー以外には聞こえないように、
消音の結界を張っていたのだった。
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それでは次回でまた。