2章 ギャンブル2
あれから僕は何回かブラックジャックをした。
結果は9勝7敗だった。
そしてその7敗のうち2敗は今現状で連敗ちゅうだった。
まず未来予知に魔導で自分の引く未来を予知して、
その未来を未来改変の魔術で僕が1と11を引くようにする。
「よしこれで最後の勝負と行きますか。」
そうして準備が整ったので、 僕は全てのコインを賭けた。
「お嬢さん。本当によろしいので?」
「はい。」
そうして僕の引いたカードは1と11だった。
「それではオープンしてください。」
ディーラーはそう言って全員がオープンした
そしてその結果僕の賭けたコインの価値は白金貨10枚相当までなったのだった。
「ま、まさか。」
ディーラーはそう驚いていたので、
「まさか、イカサマをしてそのイカサマが失敗したから驚いているとかではないですよね?」
と僕が聞くとそのディーラーは、
「そ、そんなわけないですよ。」
と冷や汗をかきながらそう言ったのだった。
「そうですか。そうですよね。」
「それでもう一試合どうですか?」
「そうだね。調子がいいしやらせてもらうよ。」
僕はそう言ってまたさっきと同様に魔導と魔術を使用した。
「ディーラーさん。」
「はい。なんでしょうか?」
「僕はカードを引く前にこのコイン全てをかけるので、
その代わり僕が勝った時の倍率を五倍にしてください。」
僕がそういうと。
「まぁいいですよ。」
そう言われたので、僕はさらに念入りに魔技や魔術魔法なども使用した。
「それではオープンしてください。」
そう言われてオープンした。
すると、
「お、お前イカサマしただろ。」
今度もさっきと同様1と11が出ていたからだった。
「その証拠はどこにあるのでしょうか?」
「そ、それは。」
「見苦しい真似はやめたらどうです?」
「なんのことだ!!」
「はて、どうしてあなたはそんなに焦っているのですか?
少々落ち着いたらどうです?」
「そう言ってお前は今も騙そうとしてるんだろ!」
「馬鹿な真似をするものですね。」
「なんだと!」
「まぁいいでしょう。あなたは私がイカサマをしたというのでしょう。」
「そうだ。何か問題でも。」
「いいえ。ございませんよ。」
そして僕は大声で
「ここに真偽判定のスキルまた真偽を確かめる魔法の持ち主はいませんか?」
僕が大声でそういうと。
「お前何をしている!」
「僕はただ単に僕の潔白を証明するためにここにいる部外者にきてもらったほうがいいでしょう?
それともあなたはイカサマをしてそれがバレるのが怖いからそう言ってるのかな?」
「い、いいだろう。」
そのディーラーの声は震えていたのだった。