2章 護衛依頼完了
「そ、そうですか。」
「そうだよ。そして僕は普通に強いから大丈夫だし。」
僕はベルさんと話していたら、
気がつけば街についていた。
「そういやベルさん。」
「何かな。」
「街ってあとどれくらい通るの?」
「後3つだね。」
「そうかそれじゃあ提案なんだけど、
空を通るってどうかな。」
「できるのかい?」
「できるよ。」
「そうか。それじゃお願いしようかな。」
「わかった。」
僕はそう言ってベルさんの馬車と馬を別次元に収納して、
「それじゃベルさん僕の手繋いで。」
「わ、わかりました。」
「それじゃ飛ぶよ。」
僕はそう言って飛翔と認識阻害を使用した。
「それで街の方向ってどっち?」
「あっちですね。」
僕はそう言ってベルさんが指さした方向に移動した。
「そういやノイルさんはどうして迷宮都市へ?」
「実は僕まだ学園に通っていないから、
そして残り5ヶ月後に学園の入学式が始まるから、
それまでに入学金とかを揃えたいし、
それにSランク冒険者にもなってみたいからさ。」
「そうですか。私は応援していますね。」
「ありがとうございます。」
「それとこれ、渡しておきますね。」
「これは?」
「これは私の恩人ということを示すものですから。
当店でこれを使うと割引や様々な待遇を受けることや、
身分の証明それ以外にも様々な効果がありますので。」
僕はベルさんにそう言われたので、
「そういやこれって何か知ってる?」
僕はそう言って見せたのは。
父さんから渡された短剣だった。
「これをどこで?」
「これはお父さんが渡してくれたものだよ。」
「ちなみにお父さんの名前は?」
「確かドルイド・マジカル・フォン・アシスタとか言っていた気がする。」
「でも君と同じ年齢の娘さんがいるとは知らなかったな。」
「だって僕、養子だもん。」
「そうなんだ。」
「でも、学費は自分で払わないといけないかな〜って思ってさ。」
「そうですか。それじゃこれで依頼は終わりですね。
どうもありがとございました。」
ベルさんはそう言って僕と別れた。
でもちゃんと馬車と馬は返しておいた。
「それじゃギルドに言って依頼完了を報告して、
それで迷宮に潜ろう。」
僕はそう言ってギルドに向かった。
「あの〜すみません。」
「何かなお嬢さん。」
「依頼完了の報告です。」
僕はそう言ってベルさんに渡されたかみを渡した。
「そうですか。護衛依頼ですね。」
「はい。」
「それじゃあ金貨一枚ですね。」
「はい。それではまたのご利用お願いします。」
「それでは。」
僕はそう言ってギルドを出ようとした。
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それでは次回でまた。