第2章 商人からの謝罪
「どうしようか。こいつら。」
僕はそうつぶやいてこの盗賊たちをどうするか悩んでいたら、
「あの〜先ほどは申し訳ございませんでした。」
この馬車の商人が謝ってきた。
「いいよ。でも次からは疑わないでね。」
「わかりました。」
「それでこいつらはどうしたらいいと思う?」
「そうですね。街に行って犯罪奴隷として売るか、
それとも今ここで殺すかのどちらかですね。」
「それじゃめんどくさいし殺すか。」
「ですが、街で売ればお金はもらえるかと。」
「どれくらい?」
「金貨は10枚はいくでしょう。」
「そうかな?」
「そうですよ。」
「まぁそれじゃとりあえずこいつらは街で売ることにする。」
僕はそう言って監獄ゴーレムを僕に追尾するよう魔法陣を組み込んだ。
「これでいいかな。」
「あの〜何をしいたんでしょうか?」
商人がそう言って聞いてきたので、
「何ってそりゃ、このゴーレムを僕についてくるようにしたんだよ。」
「流石にこの大きさは邪魔になるかと。」
「そうかな?」
僕はそう言われたので、
視認不可と浮遊をゴーレムに付与して、
ゴーレムの見た目を飛行機にしてみた。
「これでいいかな?」
「これでいいとは?というか先程のゴーレムはどこに行ったのでしょうか。」
僕はそう聞かれたので指を上に向ける。
「上だよ。」
僕はそういうが商人は
「何を言ってるのでしょうか。
そもそも魔法で空を飛ぶことなど不可能ですし、
視認もできないとなれば、
あなたは貴族に狙われるでしょう。」
「大丈夫だと思うよ。」
「それはなぜです。」
「だって僕、基本的に自分のステータスを制限してるから、
もしいま僕の付けている装備とかをとったら、
僕の本来の力に戻るし、
僕の装備は僕はから5メートル離れたら、
僕の装備に戻るという効果もあるから僕は大丈夫ですよ。」
「あなた、本当に人間ですか?」
「そうだよ。」
「もしそうならあなたが戦争に巻き込まれないことを望みますね。」
「大丈夫だよ。僕が戦争に参戦することになったら、
相手の国がすぐ滅びるから、あまり関係ないかな。」
「はぁ。それまたご冗談を。」
「冗談じゃないけど。」
僕がそう真剣な表情でそう答えると
「ははは。」
と力なく笑う商人だった。
「それにしてもさっきまでいた二人の冒険者はどこに行ったのでしょうか。」
「逃げたよ。」
「そうですか。」
「あんまり驚かないんだね。」
「こういうことはごく稀にあるのでね。」
「そうなんだ。それじゃあ商売がんばってね。」
僕は商人にそう言って僕は馬車に乗って横になるのだった。
もし面白かったなどそういった感情を抱いた方は、
いいね、評価、ブクマをお願いします。
それと感想を書いていただけると作者の励みになりますので、
よろしくお願いします。
それでは次回でまた。