1章 Aランクになるためには...
「それでギルマス僕の冒険者登録どうなった?」
僕はお父さんの目の前で聞くと、
「リード。一応言っておくがノイルは俺と決闘して俺に勝っている。
それだけは覚えておけよ。」
お父さんがそういうと、
「それは本当ですか。」
「あぁ、マジだよ。私が嘘をつく必要性はないからな。」
「そうですかそれではランクを少々考えなければなりませんね。」
「そうしとけ。」
お父さんがそういうやりとりをしていて、
「僕はCランクでお願いします。」
「それはどうしてです。」
「だって急にAランクとかBランクが現れたら不満を持つ人がいるかもですよ。
そして僕がドラゴンかなんかを討伐してきて、
そしてある程度の冒険者が僕の実力を分かってから、
AランクやらB ランクやらにしたらいいと思いますよ。
でも僕は学園に行ったことがないので行ってみたいですけど。」
僕がそういうと、
「それじゃあ今すぐ行くか?」
「いえいいです。次のシーズンになったら挑みます。
そっちの方が面白そうなことができそうなので。」
僕がそう言って少し悪巧みを考えていたら、
「ノイル、顔。」
お父さんにそう言われて、
気がついた。
「お父さん僕どんな顔でした?」
「少し悪巧みをしていて、可愛い顔。」
「か、可愛い!!」
僕が言われ慣れていない言葉を言われて、
顔を少し赤くして、
「そ、それよりも次にシーズンっていつですか?」
「そうだな。残り5ヶ月だな。」
「わかりました。それじゃ僕はそれまでにAランクになろう。」
僕がそういうとリードさんが
「君ならすぐできるよ。
一生懸命に頑張れば。」
「そうですか。それじゃ、まずはBランクになる条件とAランクになる条件を教えてください。」
「そうだね。Bランクは盗賊もとい人を殺せて、
Aランクモンスターを3人以上で殺す。
Aランクは何かしらの功績を残すのと、
一人でAランクモンスターを殺せるとか、
結構あやふやなのが多い。
けどまあ誰だってすぐに結局が知名度とか色々関係するな。」
僕はそう言われて、
「それじゃ二つ名とかあるんですか。」
「あるよ。君のお父さんだと、魔法殺しとか言われてるよ。
ちなみに僕は爆炎と呼ばれていたよ。」
「へぇそうなんだ。
僕のお父さんって強いんだね。」
「そうだよ。それと魔の森には奥に進めば進むほど、
ランクの高い魔物がいるけど、まぁ気にしないでいいよ。」
「そう?それじゃ僕は今日何か依頼を受けてから家に帰るね。」
「あんまり遅くなるなよ。」
「大丈夫。僕には転移があるから。」
「そういえばそうだったな。」
お父さんはそう言って僕が転移を使えることを思い出すのだった。
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それでは次回でまた。