1章 Bランク冒険者:ドラゴンキラー 前編
「わかりました。」
僕はそう言って立ち止まり試験官もといギルマスの方をもみた。
「それでなんでしょう。」
「君は魔の森に入ったのか?」
「魔の森が何か知りませんが森には入りました。」
「そうか。ではその森が許可なく入ると罰則があることは知っていたか?」
「いいえ。僕はただ単にギルマスに指定されたシルバーラビットを討伐しただけです。
非があるならギルマスの方じゃないですか。」
「ということだ。すまないな。」
「それはないだろ。どうしてそいつのいうことを聞く。」
「それじゃあそうだね。君は空を飛べるかい?」
「それは魔法を使わないと無理だろ。」
「違うよ。君自身の力で飛べるかいと聞いたんだよ。」
「無理だよ。俺は物理型だからよぉ。」
「それじゃ、君はAランク冒険者と単独でかつ手加減した状態で勝てるかい?」
「誰だって無理だろ。そんなん。」
「それじゃS級の探知士からバレずにその探知士が持っている鈴取れるかい?」
「無理だよ。わかってるだろギルマスなら。」
「それじゃあ大剣、短剣、太刀、大太刀、などさまざまな形をした剣を自由自在に扱えるかい?
全ての武器を模範レベルで使えるかい?魔法全属性使えるかい?
虚無属性の魔法を使えるかい?」
「そんなん誰だって無理だよ。」
「いやいるんだよここに。」
「ここにってまさかその嬢ちゃんが?
ないない。もしそうだったら俺の全財産あげてもいいぜ。」
「いいです。僕の持っている財産の1%にも満たないだろうし。」
「はぁ?何言ってんの?」
「それじゃヒイロアカネ持っていますか?
オリハルコン持っていますか?
ミスリル持っていますか?
アダマンタイト持っていますか?
タングステン持っていますか?
レッドダイヤモンド持っていますか?
ブルーダイヤモンド持っていますか?
イエローダイヤモンド持っていますか?
グリーンダイヤモンド持っていますか?
ダンジョンコア持っていますか?
ベヒーモスの毛皮持っていますか?
神龍の鱗持っていますか?」
「そんなん持ってる奴いないだろ。」
「魔術:強制契約 内容 僕に関する情報漏洩絶対不可」
「お前何したんだ。」
「ただの契約ですよ。」
「ほら。」
僕はそう言ってさっき言ったもの全てだした。
「これで文句ありますか?」
「それでなんでしたっけ?
確か僕がギルマスの言ったことがほんとだったら
俺の全財産あげてもいいぜでしたよね。
今証明できましたよね。
だからあなたの財産もらいますね。
一応あなたの体も全てあなたの財産ですから、
全てもらいますね。
それじゃ領主様?と仲がいいんですよね。
それじゃ領主様に助けてもらわないといけないですね。」
僕はそう言ってドラゴンキラーの奴ら全員を魔法で縛るのだった。
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それでは次回でまた。