1章 契約
ルシと数十分ほど口喧嘩したのちに、
「わかった?これかた主人を欺いたり騙したりしてはダメですよ?
わかったのなら返事は?」
「は、はい!!」
「そうそう、それでよし。」
僕がルシに説教をしているうちに
「あ、あの〜。」
とドルイドさんの声が聞こえたので、
「なんでしょうか。」
「私は君に負けたのだな。」
とドルイドさんは自分の負けを認めた。
「わかってくれたなら何よりです。
それで僕の行動の制限はしないでくださいね。」
「あぁわかった。だが、私とフィーネのことは父と母もしくはパパとママという風に呼びなさい。
君の他人行儀なさん付けはやめてくれないか。」
「でもお父さんは、僕のことを君って呼んでるよ?」
「そ、それはすまないなノイル?で合ってるか?」
そう聞かれて僕は、
あ〜めんどくさ!!
と思いながら
「はい。あっています。」
「そうか、ならノイルは今日からうちの娘だ。」
お父さんはそう言って執事らしき人を呼んで、
契約書を持ってこさせた。
「お父さん。これは?」
僕がそう聞くとお父さんは、
「これは契約の書って言って、
この書に書かれた契約は遵守されるから破られることがない。
だから私はノイルを養子にするためにこの契約で様々な契約を交わすのだよ。」
お父さんはそう言って契約書を渡してきた。
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契約書
1.行動の自由
2.政略結婚不可
3.パーティ参加拒否権(王族以外)
4.安全確保
5.問題を起こしたら自己責任
契約者
ドルイド・マジカル・フォン・アシスタ
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「これが契約内容?」
「そうだ。何か不満は?」
「特にないけど僕はどうしたらいいの?」
「そこにノイルの名前を書くだけだ。
名前を書くと契約が完了する。
そして契約が完了したら、
私はノイルを養子にするための手続きをする。」
そう言われて僕は指定された場所に僕の名前を書いた。
「はい。名前書きましたよ。」
僕はそう言って名前を書いた。
「そうか。それじゃもう1刻ぐらいしたら飯にするか。」
お父さんはそう言って、
僕やアイリスは自室に帰った。
僕はノイラさんに連れていってもらった。
〜─〜─〜─〜
「ここが僕の部屋か。」
僕は自分の部屋を見渡して、
「よしこの部屋を改造しよう。」
僕はそう思いどうやってこの部屋を改造するか考えるのだった。
「とりあえずキッチンと生産施設は必須で、
あと水場関連も必要だから、もういっそのこと別空間に作るか?」
僕はそういう案を思いつきその異空間の間取りを考えるのだった。
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それでは次回でまた。