5章 後悔そして大罪
「よしまずは一本それじゃもう片方ももらっていくぞ!!」
「それはどうかしら?」
そう言ってそういつは腕に魔力を込めた。
「先に言っておくけど、再生や回復はできないよ?
一応それぐらいわかってるよな?」
「えぇぇそれぐらいわかっているわよ。
確認のためにやっただけよ。」
「そうかでももう終わりだぞ。極意:時空斬
ってな訳でさよならだ。」
「っく。ここまでか。」
「そうっぽいな。」
俺はそう言って自分の止まっている宿に帰った。
ノイル視点
「ふぅこれで一安心かな。」
「ノイル。ここにノイルはいないか!」
「なんですか?」
「実はアシスタ家が没落してしまいました。」
「それはほんとなの!それでみんなは大丈夫なの?」
「それが全員突然の死で私たちも原因がわからずで。」
「そ、それじゃそこまで案内して早く。」
「わかりました。」
その使用人らしきものに僕はついていくのだった。
「ここです。」
僕はそう言われた場所を見て、
「魂がない。魂が抜き取られたのか。
いやでもそんなことができる魔物は地獄の番犬ケロベロスだけだし、
魂だけを抜き取る魔道具なんて存在しないはず。
仮に死者蘇生を行っても行きた屍になるだけだし。
どういうことだ?」
「実はこのアシスタ家に学園長がやってきていたらしいのです。」
「ということは学園長が怪しいということか。」
僕はそう言って渡したはずの武器などが綺麗に持ち去られていたことに気がつく。
「どういうことだ。専用武器は人体でなく魂に刻んでその者専用にす、る。
待て待てこうなったのうは僕が原因か?
武器目当てに魂を抜き取り魂を融合させて、
より高位な魂を形成する。
確か死霊魔術でそんなことができたはず。
だがそれに必要な魔力は...っ結界。
それも僕の魔力。
ということはこうなる原因もなった原因も僕。
いやそんなことはないはず。
ないはずなんだ。
できるはずだ。時を戻す魔法が。
代償は大きいができるはずだ。
禁忌目録:タイムループ」
僕はそう言って学園長が来る前に時を戻した。
「だがもうすで死んでいたということか?
それとも時間を戻しても魂は関係ないということなのか。
ということはいくらやっても意味がない
それはつまりはもうアイリス達を助ける術ははもうないの、か。
僕のせいなのか。僕のせいだ。
僕がみんなの実力を過剰に信用していたからだ.
きっと僕が、無力だったから。
それだけじゃなく僕が自分の力に慢心していたからかもしれないな。
傲慢だな実に、愚かだな。」
【称号:大罪神〔傲慢〕 愚神 を獲得】




