5章 神の意はどこへ
※※※神視点
「やっぱりこれじゃ戦力差があって面白くないな。
魔族と魔物のバランスを壊すのもアレだし。
神典:法則改変
内容は魔物は核の半径10メートル以内に人類がいない場合に限り、
全能力の10%をプラスして復活。ただし復活する時間は、
(HP−レベル)÷MPでいいかな。
それと人類のスキル習得条件低下でいいかな。」
私はそう言って世界の法則を変え、
戦場を見守ることにした。
「これでも変わらないか。やっぱりノイルの存在が大きすぎたか。
あれはしっぱいだったかもしれないな。
だがこれはこれでおもしろいので別にいいか。
いやノイルを完全なる神にするのもまた面白いかもしれんな。
だがとりあえず今は保留でいいかな。」
そして私は世界をまた見守るのだった。
勇者御一行
「おい、みんな大丈夫か!」
「えぇなんとか。」
「俺は全然元気だぜ。」
「そうか。それじゃ素材は回収しておく、
みんなは、休憩でもしておいてくれ、
そっちの方が次の戦闘でも役に立ちそうだからな。」
「わかったぜ。それじゃあリーダーは頑張れよ。」
「それじゃまた後でな。」
俺はそう言ってみんなとはぐれた。
「それにしても多かったな魔物。
でも質量だけだったからまだよかったな。」
俺はそう言って魔物の素材を回収していた。
「おい、貴様がアーサーか?」
「そうですが何か?」
と俺はついつい返事をしてしまう。
「そうか。初めまして。
そしてさようなら。」
相手はそう言って斬りかかってきた。
「おいおい、いきなり物騒すぎやしねぇか?」
「そうかしら?でもあなたのせいで私の仲間がたくさん殺されたわ。」
「そんなん言われたって、戦争なんだから仕方ねぇだろ。」
「それもそうだったわね。謝罪も兼ねてこれでもあげるわ。」
「なんだこれは?」
「飴玉よ。美味しいわよ。」
「そうかよ。ならありがたくもらうよ。」
俺はそう言ってその飴玉を口に放り込んだ。
「うめぇなこの飴玉。」
「ひっかかったわね、それは呪詛玉と言って、
さまざまな呪いなどを込めたものなのよ。
そんなものを口に含んだら即死。
無知とはこんなにも可哀想なものなので。」
「それは俺が死んでからいうことじゃねぇのか?」
「あら?まだ死んでなかったのね。
でもあなたはもうおしまいよ。
最後に遺書でも書いたらどう?」
「んなのいらねぇよ。
とりあえず感謝の意を込めて。」
俺はそう言って全身に魔力を込めて
剣に貯めた魔力を集中させた。
「腕一本は絶テェもらうよ。っとな。」
俺はそう言って剣で腕を切り上げるのだった。
------------------------- 第111部分開始 -------------------------
【サブタイトル】
5章 後悔そして大罪
【本文】
「よしまずは一本それじゃもう片方ももらっていくぞ!!」
「それはどうかしら?」
そう言ってそういつは腕に魔力を込めた。
「先に言っておくけど、再生や回復はできないよ?
一応それぐらいわかってるよな?」
「えぇぇそれぐらいわかっているわよ。
確認のためにやっただけよ。」
「そうかでももう終わりだぞ。極意:時空斬
ってな訳でさよならだ。」
「っく。ここまでか。」
「そうっぽいな。」
俺はそう言って自分の止まっている宿に帰った。
ノイル視点
「ふぅこれで一安心かな。」
「ノイル。ここにノイルはいないか!」
「なんですか?」
「実はアシスタ家が没落してしまいました。」
「それはほんとなの!それでみんなは大丈夫なの?」
「それが全員突然の死で私たちも原因がわからずで。」
「そ、それじゃそこまで案内して早く。」
「わかりました。」
その使用人らしきものに僕はついていくのだった。
「ここです。」
僕はそう言われた場所を見て、
「魂がない。魂が抜き取られたのか。
いやでもそんなことができる魔物は地獄の番犬ケロベロスだけだし、
魂だけを抜き取る魔道具なんて存在しないはず。
仮に死者蘇生を行っても行きた屍になるだけだし。
どういうことだ?」
「実はこのアシスタ家に学園長がやってきていたらしいのです。」
「ということは学園長が怪しいということか。」
僕はそう言って渡したはずの武器などが綺麗に持ち去られていたことに気がつく。
「どういうことだ。専用武器は人体でなく魂に刻んでその者専用にす、る。
待て待てこうなったのうは僕が原因か?
武器目当てに魂を抜き取り魂を融合させて、
より高位な魂を形成する。
確か死霊魔術でそんなことができたはず。
だがそれに必要な魔力は...っ結界。
それも僕の魔力。
ということはこうなる原因もなった原因も僕。
いやそんなことはないはず。
ないはずなんだ。
できるはずだ。時を戻す魔法が。
代償は大きいができるはずだ。
禁忌目録:タイムループ」
僕はそう言って学園長が来る前に時を戻した。
「だがもうすで死んでいたということか?
それとも時間を戻しても魂は関係ないということなのか。
ということはいくらやっても意味がない
それはつまりはもうアイリス達を助ける術ははもうないの、か。
僕のせいなのか。僕のせいだ。
僕がみんなの実力を過剰に信用していたからだ.
きっと僕が、無力だったから。
それだけじゃなく僕が自分の力に慢心していたからかもしれないな。
傲慢だな実に、愚かだな。」
【称号:大罪神〔傲慢〕 愚神 を獲得】