5章 戦争開始
━━━との会話からおよそ1週間が経過した。
「ノイル。なんか校長先生が呼んでいたぞ。」
と担任から言われた。
「わかりました。」
僕はそう言って校長室に向かった。
「失礼します。」
「どうぞ入りなさい。」
校長先生からそう声をかけられて僕は校長室に入った
「それで僕に何のようですか。」
「実はだな、もうそろそろ戦争が始まろうとしているんだ。
前に言った件覚えているだろう?」
「はい、一応。」
「それで明日になったら戦争のために学園から戦争に行きたい、
志願兵はいるかと聞く。それで君にはそこで挨拶的なものをして貰いたい。
それと君には一応単独で動いていいことになっている。
それで君には先に潰してもらっても構わない、
だが、一波だけ見逃してやってくれ。
そうじゃないと戦争の危険性が学園のみんなにも、
国民のみんなが感じられない。
だから君には2波目から戦争に参加してもらうそれでいいかな。」
「いいですよ。僕は家族さえあればあんまり国民とか興味ないので。」
「そうかそれじゃよろしくなとのむ。それと君は何か用意して欲しいものとかあるかね。」
「あると思いますか?僕は一応アーティファクトを作ることができるんですよ。
だから援助とかそういうのは要りません。それと僕の従魔も使っていいですか?」
「もちろん何を使ってもらっても構わない。
ただし誤って殺されても何にも言わないでもらいたい。」
「わかりました。一応従魔に言っておきます。
それで話はそれだけですか?」
「いや一つだけある。」
「なんですか?」
「それはだな、この都市を守るための結界の水晶に魔力を注いで欲しい。
一応それ相応の対価は払う手筈は整っている。」
「そうですか。それぐらいならいいですよ。
それでその水晶はどこにあるですか。」
「それではついてきなさい。」
校長はそう言って校長室に飾ってあった人の絵が描かれている絵画に描かれていた、
ネックレスに魔力を注いだ。
「ここだ。」
校長のその声とともに絵画が動き出し、
扉が出現した。
「結構作り込んでいるんですね。」
「いやそれはちょっと違うかな。
実はこの部屋は初代校長が作ったものなんだ。
だからどうやって作ったかまでは未だ解明できていない。」
「そうですかましな人がいると思ったんですけどね。」
「それはすまないね。200年ほど前に戦争が起きてほとんどの技術が衰退してしまったのだよ。」
「そうなんですか。そういうところがあるから愚かな種族だの言われるんじゃないですか。」
「それもそうだな。」
校長はそうポトリと言葉を呟くのだった。