4章 学校生活
「というわけで近日行う行事の説明は終わったが、
質問などがあれば聞くぞ。」
と先生がそういうと
「質問だ。」
「何かなレックスくん。」
「どうして俺よりも弱い奴とわざわざ戦わなければならない。」
「そうだな、それは自分が行った戦闘で改善できる場所を見つけるということできるからだ。
それで他に何かないか?ないのか。それじゃ次の授業まで自習してていいぞ。」
と先生がそういった。
「寝るか。することもないし。」
僕はそう言って寝ようとすると、
「貴様。」
「なあに、僕は今から眠ろうとしていたんだけど。」
「俺と決闘しろ!」
「いや。僕に何にもメリットがない。
交渉するならしっかりそういうところまで考えたほうがいいよ。」
「そうか。なら俺に勝てればなんでもいうことを聞いてあげる。」
「そうなんだ。それじゃ僕と勝負して負けたら僕の作った魔法の実験台でいいかな?」
「いいぞ。どうせ俺は負けないし。」
というわけで僕は決闘する事になった。
「それじゃルールはどうする。」
「なんでもありだ。文句はないだろ。」
「それじゃ君が負けやすくなっただけだよ。」
「そんなことない。」
「そうなんだ。ハンデが欲しいならその要望を今だけ聞くけどうする。」
「俺はそんなものいらない。」
「そっか。それじゃせいぜい僕を倒す事に奮闘してね。」
僕はそういうと自分の席で眠りについた。
そして授業の終わりを意味するチャイムがなると、
「おい。起きろ。さっさと決闘するぞ。」
「あと、3分。」
僕はそう言って眠ろうとすると、
「何を言っているんだ。起きろ。」
「わかったよ。」
僕はそう口にした後大きな欠伸をした。
「それじゃまずは決闘の申し込みをしないとだな。」
「それじゃよろしく。僕は待ってるから用意できたら言いにきて。」
「お前、それぐらい手伝え。」
「なんで?僕は君のために時間をあげているのに、
これ以上僕の時間を無駄にしようとしないでくれるかな?」
「俺にはそんなこと関係ない。いいからついてこい。」
「無理だね。魔術:転移
それじゃあね。」
僕は最後にその言葉を告げて、
中庭にあるベンチで寝る事にした。
そして目が覚めると空は夕暮れの色になっていた。
「帰るか。」
僕はそう言って無詠唱で転移を発動して自分の家に帰るのだった。
「今日は遅いですね。」
「ごめん。寝てたらもうこんな時間になっていたよ。」
「そうですか。由木からは気おつけてくださいね。」
「わかったよドルトン。それでご飯は?」
「私が作れるとでも。」
「だよねぇ〜。」
僕はそう言って夕食を作るのだった。