4章 行事がもうそろそろ...
「そうなんですか。それでもしその話が嘘だったら何をしてくれるんですか?」
「そうだな。お前は何がして欲しいんだ?」
「それじゃあなたの家族全員皆殺しそれも残忍な殺し方で、
慈悲もなくこれでどうかな?」
「まぁいいだろう。」
「そう言い切るってことはそれだけ自信があるってことでいいのかな?」
「そうだ。俺は一度たりとも未来予知を外したことがないからな。」
「そうですか。それではその言葉を信じてみます。
それと僕から逃げようなんて考えないでくださいね。」
「心に銘じておこう。」
「それで僕は何をしたらいいんですか?」
「今は待機だ。その時になったら俺がお前を呼ぶ。
やって欲しいことと言えばこの学校の強化をしてくれると嬉しい。
君がこの学校に結界を張ってくれればここを要塞としてこの年の人々を守れるかもしれないからな。」
「そうですか。それではまた作成しておきます。
費用は後ほど請求しますのでお金は用意しておいてください。」
「わかった。できる限り用意しておこう。」
「それじゃあ僕はこのくらいで。」
「そうか。それじゃまた今度。」
校長はそう言った。
僕はその言葉を聞いて校長室から退室した。
「それにしても家族が処刑か。時を戻せるからあんまりって思う節はあるけど、
まぁ戦争くらいすぐに終わらせられるでしょう。」
僕はそう呟いて教室に戻った。
「戻ったか。それじゃ1週間後に行われる戦闘大会について説明する。」
「なんですかそれは?」
「この大会は、みんなの実力を知ってもらい、不正入学をした人などを炙り出したりする意味がある。
そしてこの大会では自分で作った魔道具のみ使用が許可されている。
つまりどこからか魔道具を買って使用することはできない。
それとだ。この魔道具の使用許可は生産系の人たちも活躍できるようになっている。
だからこそ負けないようにこの試合は頑張れ以上だ。
それとこの大会が終わると強化合宿が待っている。
この合宿は大会で見つけた自分の苦手な部分を克服するために用意されている。
以上だこれで近々ある行事の説明は終わった。何か質問のある人はいるか?」
「一つ質問だ。」
「何かなギガント君。」
「間違って人を殺してしまったらどうなるんですか?」
「そうならない様に結界が張られている。」
「そうか。なら思う存分楽しめるな。」
「だが故意的な死に値する攻撃だった場合そいつは罰が執行されるから気つけるんだな。」
とリック先生がいうとギガントは不服そうな顔になるのだった。