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恋、しません?  作者: 円間
第一話 男友達の家政婦致します
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家事が得意か? 普通です。1

 バスルームに続く脱衣室は洗濯室も兼ねていて中々広い。

 日向にすでに案内されていたが、菊子は改めて脱衣室を眺めてみた。

 大きなドラム缶式の洗濯機と洗面台の横に洗濯用のステンレスの流しがある。

 端には天井につり下がった室内干し用の木の竿が一本降ら下がっている。

 そして、脱衣室からそのまま外へ出られる様に、外へ続く黒い扉があるのだった。

 扉には曇りガラスがはめ込まれている。

 脱衣室の扉に、曇りガラスとは言え、窓がはめ込まれている事に、やっぱりここは男の家なのだと菊子は感じ入った。

 多分、ここで洗濯をして、この扉から洗濯物を持って外へ出て洗濯物を干すんだろうな、と菊子は予想してみる。

 脱衣室の壁際には折り畳み式の変わった形の車椅子が折り畳まれて置かれていた。

 おそらく、雨が入浴する際に使うのだろうと菊子は考えた。


 本当に他人の家なんだわ。


 菊子は改めてそう実感した。

 引き戸の扉を開けて菊子はバスルームに入った。

 バスルームも広い。

 床は滑り止めの加工が施してある。

 白いタイルの壁には手すりがいくつか取り付けてある。

 掃除は日向がすでに済ませたという事らしいから、菊子は広くて白いバスタブに湯を張るだけだった。


 あ、ここにカビが。


 タイルの間にカビを発見した菊子は脱衣室に戻り「失礼します」と一言言ってから、適当な戸棚を漁ってカビ除去剤を探す。


 あった。


 カビ除去剤を手にした菊子はバスルームに戻り、カビのあった箇所にカビ除去剤を吹き付けてバスルームの窓を開けた。

 そして風呂を沸かす。


 お風呂が沸く頃にはカビが取れています様に。


 壁の前に手を合わせて菊子はバスルームを出た。

 カビ除去剤を元に戻し、洗面台で手を洗うと菊子は脱衣室を後にした。




 キッチンに戻った菊子は、「あっ!」と声を漏らした。

 キッチンテーブルの横にある椅子に掛かったエプロンを菊子は眺める。

 買い物に行く時に外した雨に貰ったエプロン。


 こんな所にあったかな?


 そう思う菊子。


 目黒さんか日向さんが置いてくれたのだろうか?


 エプロンを菊子は手に取ってみる。

 そして自分の体にエプロンを当てる。


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