表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミーティアライトのいたずらよ外伝  作者: ヒジカタアルジ
2/21

コハクの告白《本編6.5話》

背の高い女性が好きだったわけじゃない、好きな女性がたまたま背が高かっただけ。


初めて見たのは組手をしている時だった、男に引けを取らない一生懸命な姿、きれいな人だと思った。


一度だけ組手をした事がある。


きれいなハイキックをもらい、鼻血を吹き出し倒れた。


あまりに予想外だったのか慌てる素の表情を見て、恋に落ちた。


同期の男達は興味本意でアタックし、玉砕していった。


ボクはあなたより背が低い、こんなボクは嫌いだろうか?


身長は伸びなかったが、訓練も座学も頑張った、あなたに認めて貰いたくて。


『よく頑張りましたね。』


思いがけない称賛の言葉に、想いが溢れた。


「百合子さん、あなたが好きです。」


少しびっくりした顔をしてから、真剣な顔ではっきりと言われた。


『私があなたを好きになる事はありません。』


完璧にフラれた、入り込む余地がない。


以降接する機会が減り、すれ違う時に会釈する程度になった。でもやっぱり好きなんだろうか。


目で追ってしまうボクがいる。


ある日、百合子さんが結婚したと聞いた。そして、子供が出来た為、退役したとも。


気になって見に行ってしまった、相手はボクと同じくらいの背丈じゃないか。


ナゼボクデハナカッタ?


そして、世界が一変した。


ボクの体に変化が起きた、ブカブカだった軍服がピッチリとするくらい体が大きく、黄と黒の縞模様が全身に浮き出る。


二足歩行の大きな虎の姿に進化した。


幸い元の半獣人の姿に戻れた。


ボクは強くなった。


今なら、百合子さんも見直してくれるかな、町を探して、住んでたとこも探して、居なかった、ダメ元の軍事駐屯地で見つけた。


相変わらずキレイだった、隣の男が邪魔だ。


今日もにこやかにしゃべってた。


ズルい、ズルい、ズルい。

二歳下だから22~3歳ですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ