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第26話 夕暮れのフォレストブレイクタイム

日が沈みかけている頃、

「なんだよあの死屍累々のヤバい光景!?」

ダッシュとフロウは魔獣から少し離れた森の中で隠れていた。

「毒、とかだったら怖えな?魔獣の炎の力とかもありうる、死体の殆どが焦げてたり燃えてたりしたし。」

「うげーフロウあんなのよく見れんなぁ、手を汚す事も珍しくない俺ですら流石にあんなに死体がいっぱい転がってるのはクルものあるぞ・・・・・・」

「キツくないわけじゃねーけどよー、死にたくねーし情報集めないとだろ?」

俺達がそんな感じで喋っていると、「おーい!」とシャーレさんが走って来た。

「「シャーレさん少し静かにして下さい!」」

いきなり大きな声出されて危うく場所がバレる(魔獣の上にいた血だらけのヤバそうな奴に)かと思ったが、大丈夫そうだ、良かった・・・・・・

「いやーごめんごめん、あっそうだアリスちゃんが『頑張れ、私はもう休む』だって、まぁ墓守のボス倒したし大金星でしょう!」

「まぁ激戦でしたからね、って事はこれから先のミッションは俺とフロウでやる感じですか?」

「いやいや、今回はアリスちゃんの活躍に免じて大サービスで私も協力しよう!」

四天王のシャーレさんが仲間になった。

「心強ええ、百人力っスよ!」

「シャーレさんマジ太っ腹!」

俺とフロウがおだてるが、シャーレさんはノーリアクションといった感じだった。

「と、とりあえず、情報交換と行こうじゃないか!」

少し慌てた様にシャーレさんが仕切り直す、と、そんな時だった。

「あっ、聖剣ドロボー!」

黒フードの女がこちらを指差していた、夕暮れの薄暗い森の中では正確な人数は計りかねるが、後ろにも何人か黒フードの連中が居た。

「墓守の連中か、正直邪魔なんだよね・・・・・・隠された魔法の事を教えてくれるなら生かしといてあげてもいいけど。」

シャーレさんが己の剣に手を掛ける。

「薄氷のシャーレか、流石に部が悪ぃぞ!」

後ろの黒フードがそう言うと、黒フードの女は、

「———ッ、ごめん、今は目的優先だったわね、」

黒フードの女は歯を食いしばった後、 他の黒フード達と共に走っていった。

「あっ、待て!」

「待てと言われて待つバカは居ませんよシャーレさん、追いましょう!」

と、ダッシュが声を掛けると

「会話を長引かせて黒フード———墓守達の足元を氷漬けにするつもりだったんだけど、んまぁ仕方ないね、」

となかなかえげつない事を考えてたシャーレさんだった。

「って言うかダッシュ、あいつらが逃げてった方向って魔獣がぶっ倒れてる方じゃねーか!?」

「ヤバそうだな、魔獣といいさっきの死体の山といい」

「流石の僕でもあの魔獣が暴れ出したら手が付けられないねー」

怖い事言うシャーレさんだった。

しかしそうなると尚更黒フード達を追わないとマズそうだな・・・・・・

「と、とりあえず黒フード達を追おう!」

「ああ」「そだね」




そうして俺達は黒フード達を追い、森を抜けて魔獣が倒れている所まで戻って来た。

辺りはすっかり日が落ち、開けた空は暗闇を写している。

魔獣は未だに倒れていて、肝心の黒フード達は・・・・・・

「血だらけのアイツを引き連れてパワーアップか・・・・・・」

黒フード達と血だらけの男は、倒れた魔獣の上からこちらを見下ろしていた。

「・・・・・・」

「イカサマ野郎、ここで会ったが百年目ですよ・・・・・・」

「盗んだ聖剣、返して貰うよ!」

バッファー社でフロウと戦ったボーラットや、さっきの黒フードの女も居る、極め付けはあの血に塗れた男だ、俺はアイツが何も言わないのが一番不気味だ・・・・・・だがなぁ!

「へっ、手放してやるもんか!この聖剣は俺の、俺様のモンだぜぇえええええええええええええええええええええええええ!!!」

「黙りな百刀流!俺に負けたヤツが何言ったって負け犬の遠吠えだぜ!今度こそトドメを刺してやる!」

「・・・・・・これ僕もなんか言った方がいいかな?うおおおおおおシャーレちゃんパンチぶちかますぞぉおおおお!」

それぞれの因縁にそれぞれが答えた、問答は終わり、今、最終決戦が始まる!!!

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