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第12話 仲間への信頼

あの馬鹿野郎ッ!、とんでもねぇヘマしやがって・・・・・

「仕方ない、ダッシュが見つかった以上ダクトにいるより降りた方がいいだろう。」

「わかった」

そう言ってアリスとフロウは、シュタッとダクトから降りた。

「お前ら、おれを助けに来てくれたのか!」

バカがなんか勘違いしてるが、そっとさしておこう、今はこの状況をなんとかしないと。

まず敵は二人、バッファー副社長と、昨日のジジイ、この二人は俺より強い、アリスの超火力や、ダッシュの聖剣パワーなら対抗出来るかもしれないが、この狭い部屋で五人も居ると、その力を生かし切るのは難しいだろう、ならばここはッ!


「アリス、時間を稼いでくれッ!」

そう言って、一瞬の隙を突いて部屋から脱出した。

「マジかコイツ・・・・・・」

ダッシュがドン引きしているが、この行動はアリスを捨て駒にする訳でも、自分が助かる為だけの行動じゃない。

「いいか、いいか俺はなぁ、誰かを騙すための嘘ならいくらでもついてきた、だが、自分を騙す為の嘘だけはついた事が無ぇ!」

俺は珍しく堂々と啖呵を切った。

「いや、こんなタイミングでそんな事言われても信じらんねぇよ・・・・・・」

「よく考えろよダッシュ、俺が一人逃げるつもりなら、お前も時間稼ぎに使うはずだろ?」

「確かに!」

ダッシュも納得してくれたみたいだ、これで作戦を話せる。

「さっきの下っ端達の魔法見たろ、そしてこの壁と副社長の魔法、いくら何でも強力過ぎる、おそらく制御装置か、動力炉なんかがある筈だ。」

「成る程、分かったぜフロウ!それをぶっ壊せばいいんだな!」

「ああ、そしてあの部屋の三人のパワーバランスが崩れた所でアリスを助けに行く!」

我ながら完璧な作戦だぜ。

「動力炉も守りが固い所にあるはず、隠された魔法の方が見つかればラッキー、動力炉の方なら見つかり次第ぶっ壊せ!いいなダッシュ!」「オッケーだ!」

そうして俺とダッシュは薄暗い廊下を走って行った。

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