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第10話 vsナワダ後編

メガネ野郎はそう言って、ニヤリと余裕を見せた。

「『爆進突破激』!!!」

「ぐわーーーー」

聖剣の炎を纏ったタックルが、メガネ野郎を襲う!

「間に合ったみたいだな、ったく一人で突っ走ってんじゃねーぞ」

声の主はもちろん聖剣の使い手、ダッシュだった。

「はっはっはー、いや〜危ない所だったよぉ、ナイスタイミング!」

仲間が来て余裕が出来た、少しアリス心とトゥウィンクルは回復し、立ち上がることが出来た。

「それにしても意外だな、お前程のやつがあんなヒョロい奴に苦戦するなんて。」

不思議そうな顔をするダッシュ、多分まだ彼は、私の状況を把握できてないんだろう。

「まぁ色々あってね、でも、もぉ大丈夫だから先に行ってくれないかい?あのメガネ野郎には随分と可愛がって貰ったからさぁ、私直々に借りを返したいんだよぉ。」

そう言ってダッシュの方を見ると、彼は頭の後ろをガリガリと掻いて、仕方ないという感じで「わかった、じゃあ後で合流だ!敵の多い場所に潜っていく手筈になってるから、後ろから追いついてくるであろうフロウと一緒に来てくれ!」

そう言ってバッファー社ビルの中に消えて行った。

「さて、仕切り直しと行こぉじゃないか、メガネ野郎。」

指をボキボキと鳴らす。

「やれやれ、とんだ邪魔が入りましたよ、私の計算では私に突撃してきた男がいたら私の勝率はガクッと下がっていたのですが、行かせて良かったのですか?今の貴女一人だけなら私の勝率は8割を超えます、因みに私の名前はナワダです。まぁ、これから死に行く貴女に教えても、データの無駄だとは思いますがね。」

そう言ってナワダと名乗ったメガネ野郎は瓦礫から起き上がり、またメガネをクイっとした。

「そして貴女達を観察した結果として、貴女方侵入者達は墓守の仲間でも無いはず、つまり我々バッファー社の勝率は・・・・・・」

「いや、セリフ長いよぉ!もう説明はいいからさっさと戦おうよ、話長過ぎてまた指をボキボキ出来るようになっちゃったよぉ。」

痺れを切らしたアリスはとうとうナワダの話に割り込んだ。

「それもそうですね、話が長いのは私の悪癖だ、その悪癖は私にとって25のマイナスになるからあのデータと照合して考えると・・・・・・」

「うるせぇえええええええ!」

アリスはナワダに飛びかかった!

「私の話に貴女が割り込んで攻撃してくるのは計算済みです!この溶解液の一撃で、今度こそ貴女のトゥインクルを破壊———ッ!」

ナワダは溶解液を投げつけようとした瞬間、アリスがトゥインクルを背負っている事に気付いた。

「お前の狙いが私のトゥインクルの破壊なら、トゥインクルを使わずにぶちのめせばいいッ!」

アリスが編み出した溶解液攻撃への攻略法、それは己が拳だった!

「だが!溶解液は人体にも有効ッ!」

ナワダはそう言って溶解液を投げつけるが・・・・・・遅い!

アリスは難無く溶解液を躱し、ナワダに拳を叩き込む!

「グハッ!」

ダウンするナワダ、間髪入れずにアリスの追撃

が入る、肘打ち、回し蹴りの連携が入っ

「な、そ、そうか僕とした事が伝説の武器に気を取られて、武器の攻撃を相手が捨てる事を計算に入れていなかったあああああああ!」

今さらになって自分の失策に気が付くナワダだったが、

「もう遅い、そしてトドメだ!」

トゥインクルのスターターを引っ張るまでもなく昂ぶったアリスは、必殺技の構えを取った!

「クソッ、まだだ!」

ナワダの手には煙幕と、手榴弾の2つの選択肢があった。

生き残る為には煙幕、しかしそれでは勝つ事は出来ない、勝つ為には手榴弾、しかしそれでは生き残れないかもしれない・・・・・・

ナワダは己の懐から手榴弾を取り出した!

「僕の爆弾と貴女の必殺技、どちらが速いか・・・・・・僕のデータには載ってない、だが、ここで勝つにはこれしか無いと、僕のデータが言っているッ!」

「受けて立つよぉ、メガネ野郎!」

「「いざ、勝負ッ!」」

「必殺、羅生拳ッ!」

「クイックボムッ!」



ドガアアアアアン!

決着した、立っているのはアリス、手榴弾の爆破をバックに先に進んでるのはアリスだ!

「ナワダか、何だかんだ私の相手にとって不足の無いヤツだったなぁ。」

「おーい、アリスーー!」

爆破の音を聞きつけて、フロウがやってきた。

「聞いてくれよアリス、ダッシュの野郎気色悪いモヒカンどもの相手を俺に押し付けて、先に行っちまったんだよ!」

モヒカンども・・・・・・こっちには七三分けか黒フードしか居なかったが、

「それよりも、バッファー社の中に入ろうよ、ダッシュは先に行ったからさぁ。」

「それもそうだな、先を急ごう。」

随分と戦場が激しくなってきた、ここからが山場になるんだろうなぁ、そんな事を考えながら、アリスとフロウはバッファー社の中に入っていった。


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