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あなたは…

バスから降りても、あの光景が頭から離れなかった。

今から、仕事をしないといけないのに…。


事務所へ行き、皆と挨拶を交わす。

その中に、大野さんもいた。


「おはようございます。」


にっこりと笑って、挨拶をするけど…心の中は苦しかった。


皆が店舗へ出て行き、大野さんと二人きりになった。

大野さんは、私にこう言ってきた。


『大丈夫ですか…?』


心配そうな顔で、言われた一言にびっくりした。


「…な、何がですか…?」


『何だか、元気がないように見えたので…。勘違いだったら、すみません。』


どうして、この人には私の想いが分かったのだろう…?


「…大丈夫です。心配させて、ごめんなさい。」


本当の事を言う訳にはいかないので、ごまかした。


『そうですか…。何かあったら、言って下さいね。』


「…はい。」


今の私は、おかしいかもしれない。

だって、大野さんが長瀬くんに見えてしまったのだから…。

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