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道と脚
人は歩く
歩みを止められない生き物なのです
人は歩く
歩みを止めたら弾かれる社会なのです
僕は歩く
下は何? 土、砂利、それとも道
君は止まる
痛い目が突き刺さっていた
悩んで困って
人生の道をさまよい歩く
楽しさを求めて
時間は待たない
だから脚を動かして進むしかない
回り道だと知ってても
人は歩く
歩みが生きるってことなのです
人は歩く
足跡が生きてたってことになる
僕は歩く
踏むのは何? 花、金、それとも無駄
君は止まる
針山を登っていた
嘆いて騒いで
無駄に歩数を増やしてる
平穏を求め
最期は待たない
この地をこの身で進んで行く意味を
探してずっと終点に見つける
人は歩く
いつか終わる先見つめて
人は歩く
なぜか無駄足踏みながら
僕は歩く
君は止まる
時は待っていない
叫んで叫んで
この脚が死ぬまで向かって
ゴールの無い
自由な回り道を
歩いて歩いて
踏みしめた足跡こそが
道になる
無駄足で作って行く
人は歩く
僕を待っていない




