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酩酊証書
何も浮かない
空の部屋の中に
紙が破れてたんだ
大事にしてた紙が
離れ離れ
手が少し届かない距離
お腹と背中たちが
届かないのと同じだろうか
傷みや傷や
諦められない
君のいる部屋へ
冷えた
冷えた
冷えた
夜は明けない、朝は来ない
冷えた
冷えた
冷えた
まだ見えない、もう見えないから
何も聞こえない
音の無い部屋の中に
酒瓶が割れてたんだ
忘れるためのものが
流れ流れ
あと少しの残り
割れた破片使って
一気に全部流してみようか
情けや涙や
温度をなくした
君の住む駅へ
焼けた
焼けた
焼けた
水なんて無い、もう一杯
焼けた
焼けた
焼けた
無くならない、無くせないから
棄て去った時間を追って
何もできなくて嫌いになって
忘れたい事のために
僕は破ったよ割れてたよ
消え去った温もり待って
見つからなくて嫌になって
明けない夜の間ずっと
踊り続けるよ
続けるよ
何も見えない
濃い霧の部屋の中に
「 」
歩き出すためのものが




