第2話 桃亜がここにいる訳
キャラ紹介
宮間里一(17)
普通の高校生?
ツッコミ担当っぽい。
一人暮らし中
桃亜(17?)
いきなり里一の家にきたメイド装束女。
(天然)ボケ担当っぽい。
普通じゃない。
と、いうわけで、家(居間んとこ)にはメイド女と俺が無言で向かい合っている。
はたから見りゃあ相当おかしな風景だろうね。
「おい」
「何でしょうか」
メイド女は(俺の入れた)緑茶をすすった。
「親父と何の関係があんだよ。」
「長くなりますけどいいですかね?」
「ああ。なんでもいいからら早く言え。」
メイド女、桃亜はまた緑茶をすすった。
早く言え。
「私はあなたのお父上の親戚の友達、あれ、友達の親戚だっけな?」
どっちでもいい――――――――!
「まあ親戚の友達ということにしておきましょう。
で、親戚の友達の娘なのですが、お父様がその親戚のかたに1000万ほど借金をしてしまいましてですね・・・」
えーと、親戚の友達の親戚?
「あ、私から見れば、お父様の友達ですね。」
なるほどね。
たとえば俺のおじさんが(たとえば、だぞ!)その友達Aに金を貸したと。んでAの娘がこいつってわけか。
「しかしその親戚のかたは財産もあまりなく、破産しそうになり、あなたのお父上に同じだけ借金をして・・・」
「つまり俺の親父がお前の親父に金を貸したと同じになった、ってことか」
「まあ、そういうことですね。」
「んで、どうしてお前がここに?」
「働いて返せとお父様が」
娘に押しつけんな―――――!
・・・さっきから疑問に思っていたのは俺だけか?
「何故にメイド?」
「お父様の趣味、ですね」
・・・おい、お前の父親大丈夫かよ・・・
っつーか、
「いやだし、雇うの」
「いや、私帰るとこないんですよ。」
「えっ・・・?」
それって・・・追い出されたとか・・・?(白雪姫的な)
「お父様が、私が荷物を持って出て行ったあと、『食費が浮く』って言ってましたから」
サイテーの父親キタ―――(´∀`)――!!
たしかにそれはかわいそう、かも・・・
ま、いいか。
なんか起こってから心配すれば。(こんな楽観的でいいのか、俺!)
「まあ働くなら置いてやっても・・・」
「マジ!?マジですか!?やったぜ――!」
・・・はいはい。
大丈夫なんでしょうかね、俺。
さて、前にも言ったと思うが、こいつは俺と同い年・・・=俺は高校生。
こいつ・・・
「学校は?」
「行ってない?」
なぜ疑問形?
「行かないでいいのか?」
「あんま良くないんじゃないですか?はは」
・・・こいつも俺と同じ、楽観主義らしいな・・・
・・・
「どーしましょうかね?」
俺に聞くなぁぁ!!
「そうだあ!YOUと同じとこに編入したらいいんですYO!」
誰だよ・・・
で・・・変に敬語使わなくていいからね・・・
本人いわく「メイドですから☆」・・・
「あ、編入試験とかってあるんじゃね?」
「私頭いいですし☆」
で、ほんとに頭良かったり良くなかったり・・・?
受かってましたけどね。
読んでくれてありがとうございましたッ!
評価してくれたらむっちゃ嬉しぃです(●´∀`●)