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第一話
少年は目覚ましを7時にセットし布団に潜り込む。
「なんとか文化祭の準備も終わったし、明日に備えて今日は早く寝るか」
明日の文化祭ではどこを回ろうか、気になるあの子を誘ってみようか等と考えながら少年は眠りについた。
ジリリリリリリ…。
目覚ましの音が鳴り響く。瞼をこすりけだるげな表情で目覚ましを止めるが、起き上がることなく布団に潜り込む。
「また…か」
少年はここ一週間毎日夢を見ているのだ。悪夢というわけではないのだが夢というにはあまりに長く、平凡で、鮮明に覚えているのである。
「祥吾ー。起きなさーい。学校に遅れるわよ」
「わかってるよ。今行く」
手早く朝の支度を済ませ、朝食を食べる。時計を見ると8時30分を指していた。
「母さん、今日は10月15日だよね」
「そうよ、日付ぐらい自分で確認して頂戴。今日は文化祭の準備なんだから頑張りなさいよ」
「はいはい、ごちそうさま。いってきます」
外に出て祥吾はため息をつく。
「やっぱり昨日は夢だったか」
全5話くらいで完結予定




