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第6話:学級代表になる

# 第6話:学級代表になる


## 第1部 - 本戦進出


本戦進出が確定した日、教室は妙な緊張感で満ちていた。


スンヒョクは3勝1敗で本戦チケットを手に入れ、チャンソプとジウンもそれぞれの試合で勝利を収めた。3人がペグォンゴ1年7組を代表して校内本戦に出ることになったのだ。


「スンヒョク、おめでとう!私たち3人で本戦に出るのよ!」


ジウンは明るく笑って手を振った。スンヒョクは頷いて小さく微笑んだ。


「ありがとう、ジウン」


しかしチャンソプは相変わらず無愛想な表情で窓の外を見ていた。彼の目にはすでにもっと遠くを向いた視線が込められていた。


担任の先生が教室の前に出てきた。


「さあ、本戦は『デュエット対決』形式で進行します。2人が先発で出て、1人は控えとして待機するんです。状況によって交代も可能です」


教室がざわついた。


「じゃあ誰が先発で出るの?」


誰かが尋ねた。


---


## 第2部 - 役割分担


放課後、3人は空き教室に集まった。


チャンソプが先に口を開いた。


「本戦は1年生全体32クラスが参加するトーナメントだ。32回戦から決勝まで計5回の試合を戦わなきゃいけない」


彼は机の上に対戦表を広げた。


「実力で見れば俺が先発で出るのが当然だ。問題は残りの1枠だが...」


チャンソプの視線がジウンとスンヒョクを行き来した。


ジウンは堂々と言った。


「私は準決勝まで行ったわ。実戦経験もあるし」


スンヒョクはしばらく迷ってから静かに言った。


「僕は...控えに回ります。実力で見ればジウンが出るのが正しいです」


その言葉にジウンは申し訳なさそうな表情をした。


「スンヒョク...」


「大丈夫。代わりに僕はベンチから相手のパターン分析をする。それも重要でしょ」


チャンソプはしばらくスンヒョクを見つめてから頷いた。


「それが合理的だ。お前は観察力がいいから分析役を任せる。試合中に弱点を見つけたらすぐに教えてくれ」


スンヒョクは頷いた。


「先発じゃないけど...僕もこのチームの一員なんだ」


---


## 第3部 - 32回戦


数日後、校内本戦32回戦が始まった。


1年7組の相手は同学年9組。サッカー部の人気者カン・フンと実力派ボム・ジェが代表として出てきた。


「お、ジウンとチャンソプだね?」


カン・フンがコートを見下ろして言った。


「でもスンヒョクは?あいつと一度対決してみたかったのに」


チャンソプは淡々と答えた。


「控えに回った。チーム戦略だ」


スンヒョクはベンチに座って相手チームを注視した。カン・フンは防御型デッキを、ボム・ジェはバランス型デッキを持っていた。


「最初は防御で耐えて中盤に逆襲するパターンか...」


---


試合が始まった。


チャンソプは開始早々攻撃的に出て、ジウンは側面を支援しながら隙を作った。


カン・フンは予想通り防御態勢を整えたが、チャンソプの圧倒的な火力の前で次第に押され始めた。


「ジウン、左!」


チャンソプの指示にジウンが素早く動いた。2人の息がだんだん合い始めた。


スンヒョクはベンチで相手の動きを分析しながらメモを残した。


「ボム・ジェがカン・フンを補助するタイミングが0.5秒遅れてる。その隙を狙えば...」


彼は素早く紙に書いて審判に渡した。審判はそれをチャンソプに伝えた。


チャンソプはメモをちらりと見て頷いた。そして正確にそのタイミングを狙って攻撃を集中した。


結果は完勝だった。


《勝者:1年7組》


---


## 第4部 - 初めての認め


試合が終わってベンチに戻ってきたチャンソプがスンヒョクを見た。


「分析、悪くなかった。役に立った」


短い一言だったが、スンヒョクには大きな意味があった。


「ありがとう」


ジウンが2人の間に割り込んで笑った。


「私たちのチーム、思ったよりいいんじゃない?次の試合もこうやっていこう!」


スンヒョクは小さく微笑んだ。


「僕も...このチームに必要な人なんだ」


---


## 第5部 - 16回戦の対戦表


数日後、16回戦の対戦表が発表された。


そしてスンヒョクの目が大きくなった。


「1年7組 vs 1年4組...」


相手はまさにユ・セリンのチームだった。


ジウンが驚いて尋ねた。


「え?セリンって誰?」


スンヒョクはしばらく躊躇してから答えた。


「この前...ボラのパターン分析資料をくれた先輩です」


チャンソプが眉を上げた。


「そうか?じゃあ相手の戦略を知ってるんだな」


「いいえ。あれは一方的に助けてもらっただけです。今回は正々堂々と戦わないと」


スンヒョクの声には確固たる決意が込められていた。


---


## 第6部 - セリンとの再会


16回戦当日、競技場の入口でセリンと出会った。


「スンヒョク、久しぶりね」


セリンは余裕のある笑みを浮かべて手を振った。


「こんにちは、セリン先輩」


「ごめんね。もう私たちは敵よ。手加減しないから」


スンヒョクは頷いた。


「僕もです。先輩に助けてもらったことは本当に感謝してます。でも今回は僕が勝ちます」


セリンはスンヒョクの眼差しを見て満足そうに笑った。


「そう、そういう目つきじゃなきゃ。期待してるわ」


---


## 第7部 - 危機の瞬間


試合が始まった。


セリンのチームは徹底的に準備されていた。チャンソプの攻撃パターンを分析しており、ジウンの補助タイミングまで予測していた。


「これは...」


チャンソプの表情が硬くなった。相手が自分の動きを正確に読んでいた。


ジウンも戸惑った。


「どうして私たちのパターンを全部知ってるの?」


セリンは冷静にカードを展開しながら微笑んだ。


「32回戦の試合映像を分析したのよ。あなたたちのチームパターン、全部把握したわ」


点数は開き続けた。このままでは敗北だった。


---


担任の先生がベンチのスンヒョクを振り返った。


「スンヒョク、投入しようか?」


スンヒョクは緊張した表情で頷いた。


「はい、先生」


審判が笛を吹いた。


「1年7組、選手交代!」


チャンソプとスンヒョクが交代した。


---


## 第8部 - スンヒョクの反撃


ベンチで試合を見守っていたスンヒョクは、すでにセリンのチームの弱点を把握していた。


「セリン先輩はパターン分析に強いけど、予想外の変数には弱い」


コートに入ったスンヒョクはジウンに小さく囁いた。


「ジウン、僕が合図したら左にフェイントをかけて。実際の攻撃は右」


「分かった!」


2人の息が素早く合い始めた。


スンヒョクが左にカードを展開するふりをすると、セリンのチームはそちらに防御を集中した。


その瞬間、ジウンが右に食い込んだ。


「今!」


セリンが慌てて再配置を試みたが、すでに遅かった。


点数が追いつき始めた。


---


ベンチのチャンソプが小さくつぶやいた。


「あいつ...思ったより悪くないな」


試合は次第に接戦になっていった。


セリンも慌てず素早く戦略を修正した。さすが会長選挙に出るだけのことはあった。


しかしスンヒョクとジウンの即興的なコンビプレイは予測しにくかった。


最後の瞬間、スンヒョクが決定的な一撃を放った。


《勝者:1年7組》


---


## 第9部 - 試合後


試合が終わってセリンが近づいてきた。


「やっぱりあなたがいると違うわね。よくやったわ、スンヒョク」


スンヒョクは深く息をして答えた。


「助けてくださって本当にありがとうございました、先輩。おかげでここまで来られました」


「今度はまた仲間よ。会長選挙の時に協力するって言ったでしょ。その約束はまだ有効よ」


「はい、分かりました」


---


チャンソプが近づいてスンヒョクを見た。


「...分析力は確かにいい。次の試合からお前が先発で出ろ」


スンヒョクは驚いて顔を上げた。


「本当ですか?」


「実力は俺とジウンの方が上だが、お前は状況判断が速い。それがチームの助けになる」


チャンソプの言葉には初めて認めの気持ちが込められていた。


ジウンが2人の肩を抱いて笑った。


「私たちのチーム、悪くないんじゃない?このまま優勝しちゃうかも?」


3人は初めて一緒に笑った。


---


## 第10部 - 新しい出発


その日の夕方、スンヒョクは家に帰りながら空を見上げた。


「ついに...認められた」


運じゃなく実力で、裏切りじゃなく協力で。


そうやって勝ち取った場所だった。


手首のスマートウォッチがかすかに光った。


「今からが本当のスタートだ」


---


廊下の向こうでチャンソプも考えに沈んでいた。


「チームワーク...悪くないな」


彼の口元に小さな笑みが浮かんだ。


ジウンは編集室で今日の試合映像を整理しながら独り言を言った。


「私たちのチーム、だんだん良くなってる。次の試合も楽しみだな」


---


そうして3人はそれぞれ違う道を歩いてきたが、今は一つのチームとしてまとまっていった。


そしてその中心には、ついに自分の居場所を見つけたスンヒョクが立っていた。


ベスト8に向けた旅が始まった。


---


**[第6話 終わり]**

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