あたらしいガンダム観たよ!
ガンダムジークアクスネタバレあり! 嫌だったら読むべからず。
正月一発目の映画は【エマニュエル】と決めていた。
そう、【エマニュエル夫人】の50年ぶりリブートだ。だが「R15」が引っかかった。
いまあえて作り直すなら「R18」でしょ……
もうそれだけで現代のMetooだかなんだかに迎合したスタイリスティックでフェティッシュないけ好かない映画だと分かる(まわりくどく「エロくない」って言ってるだけ)。
というわけで前置き長くなったけど【機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning】鑑賞。
ネタバレ嫌な人は読むな!
鑑賞まえ、俺は友達に言っていた。
「庵野監督のことだから、初代ガンダムのBGMとか多用してアラフィフガンダマーをを釣りに来るぞ」って。
観たらその通りだったよ!
つーか想定を400%上回ってたけど!
まんま一年戦争のifモノを1時間近くやるとは……
てゆうかこれも45年前作品リブートじゃねえか!
おかげでアナザーセンチュリーと違ってガンダム爺も入りやすかろう。
さすがカラーだけあって『水星の魔女』よりかしっかりSFしてるし。
シャリア・ブルさんからとつぜんキャラ絵が『フリクリ』っぽくなるのは笑っちゃうけどさ。
ストーリー上のネタバレは避けるが【逆襲のシャア】に熱狂した人たちが作ったガンダムだからああなるわな、というのは予測できた。大喜びな人と否定派はいまのところ半々だが、アンチはいずれ寄り切られることだろう。だって「あのキャラ」や「あのメカ」を逐次投入し続けるだけでいいんだし。
バンダイは金脈を掘り起こしたと思う。一年戦争からダブルゼータあたりのモビルスーツ全部「ジークアクス版」で出し直せるんだから。
問題は、それに気付いているかだが……
いろいろ展開可能なので26話くらいでサラッと終わらせるのは少々もったいない気がしますが、反面ガノタの悪ノリ二次創作を延々見続けさせられるのもやや胃もたれしそうではある。
それに正直言うと、山下いくとほかの手によってリデザインされた旧メカは全部ダサかった。ガチな旧作原理主義者にとっては唯一まんまだったブラウ・ブロだけが眼に心地よかったことだろう。
でもいっぽうで50年前のデザインにいつまでも頼り続けるバンダイのやりようにも疑問を感じていた。
今回のは良い試金石となった。
ついでにシャアの声もついに変えたしね。アムロ・レイの中の人が失墜したので、キャスト刷新の良い機会だったのだろう。いずれもあと何十年かガンダムを保たせたいなら必要な措置だ。
それにしても今年はかつてなく観たい映画がない。
つぎはたぶん【ベルサイユのばら】
またしても50年ぶりリブート、またしてもおフランス。
しかしジャンヌもポリニャック伯夫人も出ないベルばらってどうなのよ?首飾り事件描かないでひたすらフェルゼンとオスカルとアントワネットの三角関係描くってのかよ?なんか綺羅綺羅すぎて劇場で死ぬかも。