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無防備都市  作者: 昼咲月見草
セレとウォーダン
1/89

伝説

 無防備都市。

 その街はそう呼ばれていた。



 


 その昔、文明は一度滅んでいる。

 地震・洪水・津波、あらゆる災害が各地で次々と起きた。

 人々は天罰だと恐れた。

 神が人間にお怒りなのだと。


 それでも、いくらかの人間は生き残った。


 ここもまた、かつて多くの人間が暮らし、そして水底に沈んだ場所である。

 豪雨と暴風、雷鳴轟く中、山々の中腹より上を残して、他は全て水に呑まれた。

 生き残ったのは、伝説に謳われる少女、ターニャ・ソーリャの言葉を信じて山に登った者のみである。


 水が引いてのち、人々はそこに街を築き直した。

 これが、無防備都市と呼ばれるソーリャの街の始まりである。


 その街には今も、伝説の聖女の名を継ぐ守り手が存在する。


 今代の守り手は、波打つ黄金の髪に、遠く海の青の瞳を持つ娘。

 その名を、セレフィアム・ターニャ・ソーリャといった。













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