嫌味な上司の歯を削ってしまえ
日々お勤めする中で、息苦しくなっているあなたへ。
年度末。
この時期の社会人はストレスフル。
時間に追われ、周囲も苛立ち、罵声が飛んでくることもあるだろう。
あなたは今日のお昼ご飯を、
美味しく食べられるだろうか?
昼食を用意する時間はあるだろうか?
そもそも、昼休みはあるだろうか?
時間も食事も目の前にあるけれど、
午前中のミス、叱責、お門違いな罵倒、
それらで、水すら喉を通らない気分になっていないだろうか?
気にするな。
次がある。
同僚や友人、誰かがかけたその言葉で、
あなたの気分が浮上しているなら安心だ。
先輩や上司、顧客や取引先からの叱責、クレーム。
こちらにも否がある、と思うなら潔く認めよう。
そして吸収しよう。
そこから得た知識、話術、対応力、理不尽から上手に逃げる技術……。
何でも良い。
それはあなたを強くする。
それは鎧にも、盾にも鉾にもなる。
それを使いこなせるようになるのは、
明日か、4月か、半年後か。
もしかしたら1年後かもしれない。
それでも良い。
どんなに時間がかかっても良い。
ミスや未熟な点をカバーする力は付けよう。
それは近い将来、あなたの誇りになる。
しかし、
八つ当たり、意味を成さない罵詈雑言、押し付けられた仕事たち。
それらに三大欲求、あなたの生きる力を奪わせる必要はない。
食べられない、眠れない、愛する人と触れ合う気力もない。
そんな状態になってやる必要はない。
まずは今日の昼休み、心惹かれるものを口と胃に入れよう。
休み時間も与えられない、デスクでの飲食が禁止されているような環境であれば、トイレに行くふりをして、一度、席から離れよう。
ついでに見たくない顔からも、一瞬でも良いから離れよう。
そして、できることなら、
見つからないように、何かを口に入れよう。
小さなお菓子、チョコでも良い。
トイレに行くふりが上手くなると良い。
適度な息抜きと栄養。
それはあなたのパフォーマンスを上げる。
そして、いつの日か、
嫌味な上司でさえ何も言えない力を得た時が来たら……。
笑ってやれ。
「ご指導いただいたおかげです」と。
ゲスさと爽やかさを混ぜた笑顔で。
そして、歯ぎしりさせてやれ。
あなたの力で、上司に歯ぎしりさせてやれ。
嫌味な上司が、歯科にかからなければいけなくなるほど、歯ぎしりさせてやれ。
そのためには適度な休息と栄養を、あなたの身体に。
お読みくださり、ありがとうございました。
※物理的に上司や先輩を掴まえて、
直接やすりなどで歯を削ってしまわぬよう、
ご注意ください。