新・ニホン脳炎
ある国の特別な研究所で、「新・ニホン脳炎ウィルス」が開発された。
感染経路は、従来の日本脳炎の「ブタ➡ヒト」以外に、
「ブタ以外の動物(イヌ、ネコ、ネズミ、サル等)➡ヒト」
そして、「ヒト➡ヒト」
すべての種類のカ(蚊)が媒介し、
潜伏期から発症までは、約8時間。
日本脳炎の「1週間前後から2週間」に比べると、
かなりのスピードアップ。
「一夜にして発症」が現実に。
このウィルスがヒトの体内に入った場合、
過半数のヒトに感染して発症をひき起こす。
致死率は10%前後。
死亡を免れた場合、すべての患者に脳の障害が残る。
いわゆる、痴呆。
(続く)