14-1 ヨーロッパ旅行
これまでの登場人物紹介(今回主に登場する者、または名前が出る者)
<ショウ> ……主人公。レリックハンターの小さな会社の社長。虹の宝珠で疑似魔法を使える。
<ユリー> ……本名ユリアナ。公爵令嬢だが主人公の仲間になる。伯父は火星の王。
<エレナ博士>……機械・物理・化学・電子工学博士。主人公の実の母だとわかった。
<イーサン> ……エレナ博士が市販のアンドロイドに手を加えて作った。
<ラム> ……地球在住の人気シンガー。
<アデル教授>……アーム大学の考古学教授。現在主人公たちと住んでいる。
<カトリーヌ>……現在主人公たちと住んで、ビルの一階でクリニックを開業している。
<ユウコ> ……現在主人公たちと住んで、火星警察に勤務。警部補に昇格した。
<エクエル> ……エルフの姿の異星人(今回は名前のみ)
「ねえ、ラムから電話よー!」
リビングで電話を取ったユリーが、俺を呼んだ。
ラムは地球の人気シンガーで、以前彼女がコンサートで火星に来た時に俺たちが護衛を頼まれた。
それ以来、ユリーとは親交が続いているようだ。
ラムが火星に来た表向きの理由はコンサートだったが、火星にいた親の仇を取るという目的もあった。
でもそれは俺たちが介入して、仇を殺さずに警察が逮捕するに至り、コンサートも無事に終えることができた。
今考えれば、もしかしてラムが俺たちを雇ったのは、仇を殺すのを止めてほしいという思いが心のどこかに有ったのではないかと思う。
俺がリビングのソファに行くと、先に挨拶を終えたユリーとエレナ博士が俺を待っていた。
電話はビデオ通話になっていたので、画面にはラムが映っている。
先日エレナ博士は、地球と火星を結ぶ通信会社に亜空間通信を利用した回線装置を売り込んで採用されたため、従来の電波なら片道数分掛かる地球との会話が、近距離電話のような感覚で普通に会話ができるようになっていた。
俺はソファに座りながら、
「久しぶり」
と、画面の向こうのラムに挨拶した。
でも、ラムが少しふくれる。
「ぜんぜん連絡くれないのね? もー、冷たいんだから」
えっ?
すると、ユリーが俺の方を見て、
「一度も連絡しなかったの? 私は、ちょくちょく連絡していたわよ」
と、言ってきた。
「え? だって……」
ラムが俺に接近して焼きもちを焼いていたユリーに、そんなことを言われるとは思ってもみなかった。
うーん。よくわからん。
「冷たいわねー」
ユリーもラムに調子を合わせた。
でもユリーの表情は、どことなくうれしそうな感じがする。
「で、今日はどうしたの?」
ユリーがラムに聞いた。
「もうそろそろ、次の火星コンサートがあるの」
「あっ、そうかー」
「でもね、今は地球と火星の距離がちょっと遠いから、今回は普通に行くとずいぶん掛かっちゃうのよ。で、ユリーが何かいい手があるみたいなことを言ってたから」
ユリーはラムに、ワープの事を話したみたいだ。
ユリーが、ちょっと上目使いで俺たちを見る。
「言っちゃった。でも、ラムなら身内みたいなもんだからね」
え? 身内?
「まあ、ラムなら口が堅そうだからいいけど。じゃあ、俺たちが地球に迎えに行くか?」
俺がそう言ってユリーやエレナ博士を見ると、二人ともうなずいてきた。
ラムがそれを見て喜んでいる。
「来てくれるの、うれしー!」
「でも、この事は他の人には黙っていてくれるか?」
「うん、わかった」
「で、いつ頃からスケジュールは空く?」
人気歌手だから、きっとスケジュールがギリギリまで一杯に違いない。
「一週間後からね。火星への往復移動用にスケジュールを空けてあるから、今回は休暇を合わせて二カ月ちょっとは火星にいられるわ」
「わかった。じゃあそれに合わせて迎えにいくから」
電話が切れた。
ユリーが、ちょっとウキウキしはじめたようだ。
「ねえ、地球に行くなら、みんなで少し前に行って観光しましょうよ」
「えっ? どこに?」
俺が聞いた。
「そーねー、今回はヨーロッパとかは?」
「それなら、ドイツのロマンティック街道とか行ってみたいわ」
エレナ博士も乗り気のようだ。
「賛成。時間があったら、パリとかウィーンもね」
と、ユリー。
ロマンティック街道か、聞いたことはあるな。
「一週間後にラムを迎えに行くとすると、旅行を楽しむなら明日あたり出発するか?」
俺は二人に聞いた。
「そうしましょ?」
そう言ったユリーの目はどこか遠くを見ていて、心はすでにどこかの観光地に向かっているようだ。
「問題ないわ。じゃあ他の三人も誘わないとね」
と、エレナ博士。
夕食の時に、昼間いなかった三人にそのことを話したら、やはり予想通りの反応が返って来た。
「いーなー。私はクリニックがあるからなー」
と、カトリーヌはうらやましそうにしている。
「ずるーい。そんな急には、休みは取れないわよ」
ユウコは少しすねた。
「ごめーん。お土産いっぱい買ってくるからね。ね?」
ユリーが二人をなだめる。
すると、いままで黙って聞いていたアデル教授が口を開いた。
「一週間、授業を休講にしようかしら」
カトリーヌとユウコがアデル教授をジト目でみた。
はは。
結局旅行には、俺とユリー、エレナ博士とアデル教授、そしてイーサンの五人で行くことになった。
いきなり駆逐艦のヘリオスで他国に行くと問題になる可能性もあるので、今回はスターダストで行くことにする。
「じゃあ、ホテルとか予約しておくか?」
俺が聞いた。
「向こうで取ればいいんじゃない? 今はオフシーズンだからそんなに混んでないと思うわ」
と、エレナ博士。
「それがいいわ。もしドイツを見飽きたら、予定を変えてパリに行くこともできるし」
ユリーも、それでいいようだ。
「そうだな。もし当日部屋が空いてなくても、スターダストは船室が六部屋あるのから問題無いな」
俺が言った。
そういうことで、ヨーロッパで宿泊するホテルは、現地で取ることになった。
その晩俺たちは旅行の準備をして、次の日の朝早くに火星を出発した。
もちろんワープであっという間に地球の近くに着く。
一応地球のレーダーの監視圏外で、急に現れてもバレない場所だ。
「こんなにすぐに着くなら、ちょくちょく旅行に来てもいいわよね?」
と、ユリー。
「うーん。でもあまり頻繁に来ると、ワープがバレるからなー」
俺が言った。
「えー?」
ユリーはちょっと不満そうだ。
「それに、たまにだからいいのよ。あまり頻繁に来るとありがたみが無くなるわ」
と、エレナ博士。
「さて、スターダストをどこに降ろす? ミュンヘン宇宙空港かな?」
俺が振り向いてエレナ博士に確認した。
「ええ。ロマンチック街道ならミュンヘンでいいわ」
「では、空港に着陸許可を申請します」
操縦していたイーサンが、コンピュータを操作し、管制塔からの着陸許可をもらった。
俺たちは、ドイツのミュンヘン宇宙空港の駐機スペースにスターダストを着陸させた。
空港に降りると、税関職員が検査にやってくる。人間が一人とアンドロイド二人の組み合わせだ。
俺たちはスターダストから降りて、パスポート・カードを渡した。
すると、ユリーの王族専用の金色のパスポート・カードを見た職員が慌てる。
「失礼いたしました。ユリアナ・ファン・ウィルヘルム様、今回はどのようなご用向きでしょうか?」
「プライベート旅行ですので、あまり騒がれたくありませんわ」
と、ユリーは貴族っぽい口調で答えた。
「かしこまりました」
税関職員はそう言った後、後ろにいた部下のアンドロイドに指示する。
「すぐに外務省と内務省に連絡しろ」
ユリーが困惑した表情をすると、その税関職員が、
「ご安心ください。滞在中に何かあれば、すぐに警察や外務省が対応いたします。そのための連絡です」
と、言ってきた。
「わかりました。ありがとう」
そして税関職員は、いざという時の連絡先を、俺の携帯端末に転送した。
どうやら俺を、ユリーの護衛だと思っているようだ。
王家の人間がいるので船の中は検査されず、そのまま税関職員は帰っていった。
「やっぱり、便利だわー」
アデル教授が、ユリーのおかげで検査や入国手続きがあっという間に終わって喜んでいる。
まず俺たちは、空港で今晩のホテルの予約を取ることにした。
自分で現地で探してもいいが、事情をよく知っている空港のサービス・カウンターのアンドロイドに、俺たちの希望に合ったホテルを探してもらった方がいいだろう。
ユリーが早速サービス・カウンターに行って、受付のアンドロイドに聞いてみる。
「ここで、ホテルの予約は出来る?」
「はい」
「今日は最後にローテンブルクに行くから、その近くで雰囲気のいいホテルはないかしら?」
「何部屋必要ですか?」
「えっと、四部屋かしら?」
ユリーが、後ろにいる俺たちの方を振り向いた。
「いいんじゃない?」
と、エレナ博士。
イーサンは、俺かエレナ博士の部屋にいてもらえばいいからな。四部屋でいいわけだ。
その受付アンドロイドは、すぐに検索して希望に沿ったホテルを探してくれる。
「それでしたら、ローテンブルクのアイゼンフートホテルが空いています」
「ああ、聞いたことがあるわ。じゃあそこでお願い」
俺たちが予約を取っている間に、イーサンがスターダストからエアカーを降ろしてきて、空港の玄関口まで持ってきた。
俺たちはエアカーに乗ると、まずはミュンヘンから五十キロ程の場所にあるノイシュバンシュタイン城に向かった。
ミュンヘンは近代化された大都市だったが、そこを離れてノイシュバンシュタイン城のある地方に近づくにつれて、田園風景や緑が多くなってくる。
今日は天気も良く、左前方のオーストリアとの国境近くにある山並みが、きれいに見えていた。
<ノイシュバンシュタイン城(著者撮影)>
俺たちはエアカーを城の近くの観光用駐車場に停めると、そこから城まで坂を歩いて上り、ノイシュバンシュタイン城を下から見上げてみる。
写真などで見るたいがいの中世の城は、外観が石の地の色のままだったり、頑丈そうで防御の機能が優先されたと思われるデザインが多いが、この城は色が白くデザインも繊細な感じがする。
「きれいなお城ねー」
ユリーが言った。
「メルヘンだわー」
と、エレナ博士。
するとアデル教授が、横にいた俺に説明してくる。
「ねずみのテーマパークの城は、この城をモデルにしているのよ」
「へー? でも、アデル教授がテーマパークに詳しいとはね」
と、俺が返した。
テーマパークなんて興味ないかと思っていたが。
「私だって、それぐらい知ってるわよ」
そして俺たちは、入場料を払って城の中に入ってみる。
城の中を歩きながら、またもやアデル教授が俺に説明してくる。
「でもこの城は、中世に作られた城ではないから、コンクリートで作られているのよ」
「へーそうなんだ?」
俺はそう言って、壁や柱などを改めてよく見てみた。
王様が使う部屋の内装には金をかけあって、以前写真で見たヨーロッパの他の城や宮殿と遜色がなく、むしろ豪華かもしれない。
そしてさらに、城の中には洞窟を模した様な部屋もあった。
<ノイシュバンシュタイン城内部>
「これは城主がぞっこんだった、ワーグナーのオペラの世界を再現したものよ。今でいうテーマパークのようなものを作ってしまったのね」
と、アデル教授。
どうやらアデル教授は、俺が何も知らないだろうと思って、ガイドしてくれているようだ。
まあ実際俺は、殆ど何も知らないが。
「でも、ずいぶん金を掛けているみたいだな?」
「そう。これを建てたルードヴィッヒ二世は、他にも城を建てているんだけど、結局金を使いすぎて、精神病を理由に軟禁されたのよ。その翌日には謎の死を遂げたわ」
「ふーん? それって、もしかして家臣に暗殺されたのか?」
「かもしれないわね。でもそのルードヴィッヒ二世のおかげで、現在この地方は世界中から観光客がやってきて、潤っているんだけどね」
「なるほど」
俺たちはノイシュバンシュタイン城を一通り観光した後、昼食を城の近くにあるレストランで取ることにする。
俺たちはそこで、ドイツのソーセージ料理を注文し、エレナ博士とアデル教授は本場のビールを楽しんでいた。
ははーん。二人がドイツに来たがったのは、本当はこのビールが目的なんじゃないか?
俺たちは昼を済ませた後、再びエアカーに乗り、そこからロマンティック街道を北上した。
ロマンティック街道は、ドイツ南部を縦に観光名所をつなぐ四百キロほどの街道だ。
その街道の周りには、中世の面影を残した町や城などが点在している。
俺たちはその途中にある古城や町を見ながら、午後三時前にはローテンブルクに着いた。
<ローテンブルク(著者撮影)>
この町は何といっても、中世の雰囲気をそのまま残していて、中世ヨーロッパ好きにはたまらない。
町に着くと、まずは予約したアイゼンフートホテルにチェックインした。
このホテルも、中世のままの外観で、ホテルの中も木が多用されている。
火星にはこんなに木を使った建物は無いので、俺たちにはとても新鮮だ。
そのあと俺たちは、荷物を部屋に置いて、ローテンブルクの町の観光に出かけた。
まずはホテルのすぐ近くにある、からくり時計を見に行く。
ちょうど三時になり、からくり時計が動き始めた。
しかしそのからくりは、窓が開いて男の人の人形が酒を飲む、という単純な仕掛けだ。
「これだけ?」
テーマパークなどで、もっと凝ったものを見慣れているので、俺たちはちょっとがっかりした。
するとアデル教授が、ここでも説明してくる。
「十七世紀の戦争の時にこの町を包囲した将軍が、市民が差し出した約三リットルのジョッキの酒を見て、これを一気に飲み干せるものがいたら、この町を破壊せずに指導者も救おうと言うと、老市長がそれを飲み干して町が救われた、という話を伝えるものよ」
「へー、当時は粋だったんだねー」
と、エレナ博士。
「そうか、別に観光目的で作ったわけじゃなく、町の歴史を伝える為なのね?」
ユリーが言った。
「でも、エレナ博士とアデル教授なら、三リットルぐらいの酒なら一気飲みできそうな感じがするな」
俺がそう言うと、二人が俺のことをジロッと見てきた。
あ、まずかったか?
でも二人共、肯定も否定もしないようだ。
その後俺たちは町を散策し、クリスマスグッズの店や土産物屋では、ユリーがカトリーヌやユウコへの土産を買っていた。
俺たちは、町の雰囲気を十分満喫してからホテルに帰って来た。
俺たちが部屋のキーを受取にホテルのレセプションに行くと、
「おかえりなさいませ。留守中にご来客がありました。ラウンジでお待ちしているとのご伝言です」
と、言われた。
え?
俺は皆の顔を見回す。
「私たちがここに来ていることを知ってるのは、ドイツ政府の人ぐらいよね?」
ユリーが言ってきた。
空港のサービスカウンターでこのホテルを予約したからな。
そのあたりから、すぐに見つけたわけだ。
「そうか。何か入国手続きに不備があったかもしれないし、会ってみるか」
俺は皆にそう言ったあと、イーサンは部屋で待機してもらうことにする。
「じゃあイーサンは、先に部屋に戻っていてくれ。みんなの荷物も頼む」
「はい」
イーサンは皆が買ったお土産などを持って部屋に向かい、俺たちはその人が待っているラウンジへ向かった。
ラウンジに行ってみると、身なりのいい老紳士が一人で待っていて、俺たちを見つけて椅子から立ち上がり、会釈をしてきた。
俺たちは、来客がドイツ政府の人かと勝手に思っていたが、どうやら違うようだ。
俺たちが近づくと彼は、
「アーモス・バラークと申します。突然お邪魔した非礼をお許しください」
と、丁寧にお辞儀をしてきた。
俺たちも軽くお辞儀をして、簡単に俺が皆を紹介する。
「ショウです。そしてこちらからユリー、エレナ、アデルです」
俺たちは椅子に座り、彼の話を聞いてみることにした。
「早速ですが、実はあなた方が地球にいらしているという情報が入りまして、私の主人がぜひともお会いして、できれば仕事を一つお願いしたいと申しております」
その老紳士は言ってきた。
俺は、ユリーとエレナ博士を見る。
二人とも、ちょっと嫌そうだ。
「今回俺たちは、観光旅行に来ているだけなので、できれば仕事はしたくないと思う」
俺が皆の意見を代表して言った。
「さようですか。では仕事の方は無理にとは言いません。それでは主人に会って謝罪を受け入れて頂くだけでも構いません」
「謝罪?」
俺たちは顔を見合わす。
なんか謝られるようなことがあったかな?
「私の主人は、センテカルド国王、オイマールでございます」
「えー!?」
俺たちは思わず声をあげた。
「あなた方にご迷惑をおかけしたアルペルド伯爵は、現在国王より謹慎を言い渡されています」
そういうことか。
アルペルド伯爵は、過去にユリーの誘拐に加担し、火星の王様のクローン事件を起こしている。
はたしてそれが、本当にアルペルド伯爵の単独の陰謀だったのか、それともセンテカルドの国ぐるみの陰謀だったのかは分かっていない。
さて、どうするか。
何かの罠じゃ無いよな?
この人もそうだが、センテカルドは信用できるのだろうか?
でもいざという時は、宝珠の力でテレポートで逃げることもできるしな。
俺は皆の顔を見た。
「ショウに任せるわ。ドイツで一番見たいところはもう見たし」
エレナ博士が言った。
ユリーとアデル教授もうなずく。
俺たちは旅行中だし、一度センテカルドの国を見てみるのもいいかもしれない。
あの辺りも、歴史的な建築物とかあるだろう。
俺は一応聞いてみる。
「では、おたくの国で観光名所はあります?」
「ええ、たくさんございますとも。中世の城もいくつかございます。ご宿泊も宮殿内にご用意できますし、ご希望でしたら観光案内もさせていただきます」
「一応聞きますが、仕事というのは?」
「オイマール家に伝わる伝説の遺物を探して頂けないかと」
「面白そうね」
アデル教授の目が輝いた。
「うーん。じゃあ、行ってみるか?」
俺は皆の顔を見た。
皆はうなずいている。
「ありがとうございます。ここへエアカーか、Vトールでお迎えに上がることもできますが」
と、バラーク氏。
「俺たちの船をミュンヘンに停めてあるので、そちらの国の空港まで宇宙船で行きます。えっと、ブラーノ宇宙空港でいいですか?」
「はい、けっこうです」
「では明日、ミュンヘンに戻ってからになるので、到着は午前十一時ごろになると思います」
「かしこまりました。では、お待ちしております」
バラーク氏は、外に待たせてあった大使館の黒塗りのエアカーで帰っていった。




