騒々しい夜 シン ティアver.
ホテルから南に逃げてきた、シンとティアはまだ、帝国軍の追手に追われていた。
「ティア、二手に分かれて各個撃破をしよう。協力するよりそっちの方が効率がいいと思う。」
すると、ティアが予想もしてない言葉を言ってきた。
「は?バカじゃないの!あの人数を2人だけで倒すのが不可能に近いのに1人になってどうすんの!いい?私が前衛で突っ込むから、あなたは後ろでバックアップしてね。わかった?」
「おう。わかった。」
妙に頼りになるティアだった。
「さてと、派手に暴れてやるわ!」
「ただただ突っ走って行くなよ。お前のサポートは大変なんだから。」
「わ、分かってるわよ!そんなこと!」
「ならいいよ。そんじゃ行きますか!」
2人が一斉に走った。不意をつかれた帝国軍は何人かがそのまま突撃してきた。軽く薙ぎ払っていた。何も無かったかのようにあっさりとやられていた。シンがサポートする必要などないくらいに強かった。しかし、帝国軍も早速対応してきた。そこでシンが飛び出していった。シンが魔法で一番得意なのは、アンチ魔法だ。つまり、自分や自分が装備するもの、仲間などに、魔法が効かないように出来るということだ。シンは、帝国軍が放った魔法をことごとく、斬っていった。敵の数は全部で100人くらい。それを、たった5分で倒してしまった。シンとティアは恐るべきコンビネーション力で帝国軍を倒し、逃亡に成功した。