緊急事態
シンたちが遭遇したレグルスという部隊は各地に出没していた。しかし、シンたちが撤退をさせるのと同時に各地のレグルスは一斉に撤退を始めたらしい。この機を好奇と見た、セラータ皇国軍は軍を二手にわけ、王都に侵攻をしようとしていた。
「奴らの特徴は、少数精鋭であること、どこの軍にも属していないこと、俺らのうちの誰かを狙っているということ、くらいだな。他には何かわかるか?」
シンが説明し終わると、シルヴィアが、
「あの人たちもおそらく、伝説武器レジェンドウェポンを使っていると思います。私たちが戦っていた、盾持ちが、おそらくリーダーかと…ちっ!」
シルヴィアは悔しそうな顔をしていた。初めて見る顔だった。
「俺達も危なかった。俺達が三人で組んでも、話にならなかった。コンビネーションのレベルが、俺らの比じゃなかった。」
スバルが珍しく、相手を褒めていた。いつもは、自分にキレている頃なのに。
初めて感じる仲間への違和感、それと同時に衝撃的な伝令が伝えられた。
「報告します!!国王率いる、王宮騎士団、および、セラータ皇国軍の半数が、壊滅させられた模様です…なお、国王の行方は知られておらず、おそらく、戦死かと…」
クロニクルの面々は信じられないという顔でその場に立ち尽くしていた。
後に、撤退を余儀なくされた、セラータ皇国軍は、王都フィーネまで、引いていったのであった。




