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26話 エロエロ通りで散髪無双、エロと散髪サンドイッチ【2】


【冒険家:モニカ・ランド】


はっ!

そんなことを考えてる間に、先輩ったら店から出てきちゃったっス。


その顔は、あああああっ、なんてこと!

誰もいないアイスアイスマウンテンの山頂で初日の出を拝んだかのような清々しさ。

お肌なんか艶々しちゃって、さぞかしマダムとの蜜月の時間が充実していたことを匂わせ!

一体どんなプレイをしたのか、こうなったらマダムを締め上げて聞き出したして……って、うわっ!


ちょいちょいちょい!

ちょっと目を離したすきに、また先輩に女が声をかけてる!!

さっきのマダムとは打って変わって、今度は若い女が二人。

なんか胸元が空いた白シャツを着て、短いスカート。

これは噂に聞いたことがある女学校のJK制服じゃないっスか!?


まさか本物の女学生がこの通りで働いてるわけではないはず、てことはただ単に衣装として制服を着ているだけだと思うが、それにしても雰囲気が本物みたい。

二人のうち一人は、金色のショートヘアに健康的な褐色ボディ。

明るそうな性格でグイグイと先輩にアプローチしてるっス。

もう一人は眼鏡をかけた黒髪ロングの色白。大人っぽい雰囲気の文庫本を読んでるような少女で、少し遠慮がちに金髪から振られる話にコクンコクンと頷いていて。


うわっ、うわっ!

先輩ったら、その女の子二人と一緒にすぐそばの店の中に入って行っちゃった!


なんなん!?

さっきマダムの店に行ったばかりじゃないっスか!

なのに舌の根も乾かないうちに、二回戦目!?


つーか、マダムからの振れ幅えぐない?

先輩って、そんなにストライクゾーン広かったんスか!?

さすがスライムからドラゴンまで手を抜くことなく全力で挑んでる先輩。

女性も年上であろうが年下であろうが、関係ないってことっスね!

……って、感心している場合じゃないっスよ!


今まさに、そこの店では先輩と制服女子二人がイチャコライチャコラ。

金髪は経験豊富そうな感じで、先輩を誘惑。

白いシャツと焼けた肌のコントラストが先輩を獣に変えるに違いないっス。

そして黒髪女の方は、一見大人しそうだけどアタイは知ってるっスよ。


ああいう女に限ってエッチなことに興味津々だってね!

本で蓄えた知識を駆使して、色々な技を先輩に仕掛けて乱れに乱れてるに違いないっス!

そんでもって先輩も、そのマニアックさに影響されて、眼鏡をかけたまま、とか顔写真入りの手作り生徒カードを胸元に置いたままとか、そんなエロ演劇みたいなシチュエーションを楽しんでるとしたら……あああああ、耐えられない!!

憧れの先輩のそんな姿、小指の先たりとも想像したくないっス!


ていうか先輩もあんな若いだけが取り柄のような女たちのどこがいいっスか!?

制服なら、アタイがいくらでも着てあげるっスよ!!


髪の毛も先輩の気分によって、金髪や黒髪にするし、眼鏡をかけて文学少女的な雰囲気も演出。

そして二人っきりになったら、眼鏡をかけたままギルドの会員証を額に貼り付けて先輩とあんなことやこんなことを……って、やだやだ想像しただけで鼻血が……!


おおうっ!

鼻にハンカチを詰めてる間に先輩が店から出てきちゃったっス。


うわっ、さっきのマダムの店と同じようにその顔は艶々と光り輝いていて、爽やかさ全開。

そして先輩を見送る金髪と黒髪も……か~、なんすか!?

先輩と同じように、肌艶が新米みたいな感じになりつつも、一戦交えたような空虚さと幸せが混在したような表情になってて、



「また来てね」

「お待ちしておりますわ」



なんて名残惜しそうに手を振ってやがるけど、きいいいい!

その腕、つかんで背負い投げしたろか!?

そんでもって、気絶してる隙に金髪と黒髪から制服と眼鏡を剥ぎ取って、先輩が振り向くようなドストライクコスプレをして……って、あああああ!!


そんなことを考えてるうちに、先輩に新しい女の影!

金髪と黒髪の店から目と鼻の先。

ピンクネオンが怪しく光る店の前で、素肌に黒いガムテープを巻いたような格好の女が先輩に話しかけているっス!

なんなんすか、あの女は!

いくらエロエロ通りだからって、あんな破廉恥なコスチュームっていうか、いやもうあれは服じゃない、ゴブリンのけつ穴とかオークの交尾とかと同じモザイク必須の過激表現そのもの!


さすがに先輩も、あんな猥褻物の誘いには乗らないっスよね……って、乗ったあああああああ!!

ろくに会話もしないうちに黒テープ女が男の腕に抱きついて、というかもはや抱きついてるのかテープが巻き付いてるのかよくわからないまま店の中へ入っていちゃったっス!


なんてことっスか!!

マダムやJ Kコスプレ女たちならまだわかる!

けど、よりによってあんな奇抜な格好の女に手を出すなんて!

ああいう風体の女は特殊な嗜好を持ち合わせていて、例えば店に入った先輩を黒テープでぐるぐる巻きにして天井に吊るし、ムチで叩きまくるSMプレイ専門の嬢に違いない。

人を見かけで判断するなとは言うが、今アタイの頭の中は宙吊りにされた先輩が黒テープ女に鞭で叩かれてるビジョンが尻尾に火がついたネズミのように全速力で駆け巡っていて。


いやああああああああ!



【続く】

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