表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/83

5話 エルフの床屋。エッチな制服でシェービング・癒しの耳掃除・海老反りマッサージ【3】

【ギルド受付嬢:セレナ】


 

 目の前にナツコお母様とエレノアお姉様。



「60分コースをご利用いただきありがとうございます! お客様の担当をさせていただくナツコと」

「エレノアです。今日は、精一杯サービスさせていただきますね」


 胸元と膝が見えるピチピチの服を着て、上目遣い。

 

 

 チェンジでええええええ!!

 きっっっつ!!

 家族のこんな姿みたくないよおおおお!

 

 ていうか、なんで私と大黒の担当がお母様とお姉様!?

 どんな確率の引き!?


 お姉様が頬に指を当てながら。


「実は私たち親子なんですよ。お母様、どちらのお客様を担当しますか?」

「そうねぇ、ワタクシは……コチラのワイルドな殿方♪」


 ああああああ、お母様が大黒の丸太のように太い腕に抱きつく。

 こんなのお父様が見たら発狂ものだわ。


「じゃあアタシは、こっちのお兄さん」


 あわわわわ、お姉様!

 胸が!

 私の腕に胸が当たってるううう!!

 

 そのまま細長い台の上に寝かされて……あわわ、始まっちゃう!

 エロいサービス始まっちゃう!

 お姉様の飴細工のような細い指で眼鏡が外されて、それから……熱っ!!


 え、なに!?

 顔に、熱いタオルが!?

 

 隣の大黒の顔にも湯気が上がるタオルが被せられていて……あれ、なんかこれデジャヴ。


 じわわ。

 うーん、顔に蒸しタオルの水分が染み込んで気持ちいい。


 その間にお母様とお姉様は、何やらカチャカチャ準備をしていて。

 あらっ、お姉様がヒョイと顔のタオルを取っ……あああああ、ヤバい!!

 

 タオルに付け髭くっついてる!!


「ふふふ、わざわざ変装してきてくれたのね。でも心配しないで? ここは健全なお店だから」


 いや、すでに服装が健全じゃないんですが……てか、ヤバい!

 顔バレしちゃう!

 こうなったら変顔で誤魔化して……って、わわ!

 今度はお姉様が私の口の周りや額に泡をぬりぬり。


 隣の大黒の顔にも、お母様がブラシで石鹸泡を塗りたくっていて。


 これって、まさか……おわっ、来た!

 カミソリ!!

 

 シャッシャッ。

 額や頬の上を刃が滑ってる!

 これこれ、大好き!

 前に散髪屋に行ってから、すっかりハマっちゃったのよね!


「お兄さんのお肌、白くて細かくてスベスベね。産毛もほとんど生えていないわ」


 そりゃ、お姉様。

 アナタと同じエルフですからね……って、そんなこと例え剃刀で口を裂かれても言えないわ。

 ていうか、おほほ!

 横目でお姉様の無防備な、豊満お胸が間近。

 それを見ながら、顔の産毛を剃ってもらうのご褒美すぎるんですけど!


 はっ、ということは……反対側をチラッ。

 お母様のおっぱいいいいい!!

 大きさは、お姉様よりちょっと小さいけど胸元のホクロがいいアクセントになってるわね。

 ていうか二人とも胸は結構大きいのに、なんで私は……つーか、お母様がこんなに胸を強調してるのに髭を剃られてる大黒は目を閉じて微動だにしないわ。

 何よ余裕な雰囲気出しちゃって、これじゃ私がおっぱいに目移りしてるエロガキじゃない!


 落ち着きなさいセレナ、まだサービスは始まったばかり……おっふ。

 顔に残った泡が拭かれて、なんだかヌメヌメした冷たい布が顔に置かれたわ。

 これは、パック的なやつ?

 そんでもって……パチンパチン。

 爪? 爪が切られてる!?

 パックの隙間から見ると、お姉様が爪切りで私の爪をカット。

 

 なるほど、エロエロなことをする前に肌に傷がつかないよう爪を整えるのね。

 静かな部屋にパチンパチンと小気味良い音が……ん!?

 バチンバチン! 

 何この音? まさか、大黒の爪!?

 まるでムチを叩き付けてるみたいだわ!

 チルな雰囲気が台無しじゃない、ぷんぷん……おや?

 顔のパックが外されて、今度は……んあっ!


 耳に何か突っ込まれた!

 細い棒が耳の中でクルクルしてて……何これ、耳掻き? めっちゃ気持ちいい!

 誰かに、耳掃除をしてもらうなんて子供の頃以来だわ。

 

「あら、お兄さんったら、耳が長いのね……もしかして、エルフ?」


 げげっ、しまった!

 耳に細工をするのを忘れてたわ!


「この街に住んでるんですか? ここは、エルフたちも多く暮らしてると聞いてます。実は私の妹もギルドで働いてるんですよ」


 あ、はい。

 そいつ目の前でお姉様に耳掃除してもらってます。


「久しぶりに会いたいんだけど忙しくて、そんな暇がないのよっ、ねっ、お母様!」

「そうなのよね~、開店準備から髭剃り、耳掻き、マッサージの練習。息つく暇もなかったわ。おまけに年甲斐もなく、こんな服を着ちゃって……」

「あらっ、お母様。全然イケるわよっ! それにいいじゃない、ちょっとエッチな服くらい。実際、エッチなことするわけじゃないんだから」


 

 え!? 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ