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合同訓練

すみません。寝落ちして投稿出来ませんでした。

 今日は隣の領、エイレーン領との合同訓練の日で父上に部隊指揮の勉強として付いてきています。

 そしてあの日の一件によりやはりまだ護衛が必要じゃないかという声を受けて渋々護衛を受け入れたのだが……。

「お前って索敵範囲広くて護衛のしがいがねぇのよなぁ……。」

 コイツは家の家臣団で領軍団長の次男レオ・ナイトフォード、爵位は無いが対外的には男爵くらいの発言力のある家で年は1つ上で小さい頃からよく遊び相手になってもらっていた。

 風の噂で近々エイレーン領の長女との婚約があるのではないかと言われており、実際彼女といる時はかなりデレっとしており微妙に甘い雰囲気を味わったことがある。

「そっちこそ気楽で良いよな、彼女に会い放題なんだし。」

と、ジト目でカマをかけると

「もう5年の辛抱だしな!……やべ、これ言っちゃダメなやつだった。」

マジでもげろ!!


「皆様大変お待たせ致しました。訓練の準備が出来ましたので此方にお集まり下さい。」とクライド・エイレーン子爵が父上と共に声を掛けてきます。

「今回は山奥から武闘派の魔術師が3人忍び込んで来たと仮定して行う。」

ん?なんか嫌な予感が……。父上の方を見るとニヤニヤしてる……。

「敵側はクオン、レオ、セシルの3人で彼ら側は乱戦の訓練として、兵士各員は魔法対処の訓練として考えるように!!では、位置に着くように。」

やっぱりかぁ……。部隊指揮の練習じゃ無いのかよ……。そんな気はしたけど兵士さんって合わせて5000人くらいいなかったっけ……。それからレオの婚約者(予定)のセシルねーちゃんだから甘々の雰囲気に包まれるのか……。


 とりあえず作戦会議しますか。

「セシルねーちゃん、レオ、得意魔法ってなんだっけ?」

「俺は土魔法と大楯しか使えないからなぁ。」

「私は雷と水ですね。近接はダメダメなので、広範囲魔法の訓練ですね。」

「ボクは最近風魔法が使えるようになったのでそちらでいってみようと思います。後半はレオはねーちゃんを護りつつ耐える訓練としてになりそうだね。」

「そうだな、護衛としてはいい訓練になりそうだ。」

方針はこれで決定です。


「では、始めっ!!」


 掛け声の後まずねーちゃんとレオで土魔法と水魔法を組み合わせた濁流を作り出します。

この世界の魔法は火→水→風→雷→土→火という相性になっているので対処するには火と風の複合となります。

なので火と風を組み合わせた強烈な熱風で相殺させます。

 次はボクの番でわざと詠唱する事で足元に魔法陣を出す事で出す属性を知らしめます。足元の魔法陣は緑なので風魔法を出すと予告しているのです。

 今回発動させるのは以前誘拐団に使った風の塊を広範囲に飛ばす魔法の劣化版です。

「烈塊!!」

風の塊を3方向に飛ばして攻撃します。

ドォン!!と1箇所から聞こえて隊列が乱れています。他2箇所は相殺しきっていたので単純に雷属性の出力不足で相殺しきれなかったのでしょう。


 そしてここからは近接の時間です。

「さあ、確保されに行きますかぁ……。」

と言って、ボクは剣を持って突っ込んでいきます。

スタミナ切れで7分程で、レオは10分程ねーちゃんを護って取り押さえられる形で訓練は終了しました。


「クオン君前より風魔法強くなってない?」

「それに前よりも剣術仕上がって無いか?」

付き合いの長いセシルねーちゃんとレオはやはり気付いていました。

「ここ最近父上も母上も訓練にお熱みたいでね……。」

「「あぁ……それはご愁傷様。」」


そうしてレオ以外は領地に戻り、レオは翌日帰ってきたのでした。

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