転生
ある日目が覚めるといつもと違う天井だった。見覚えのない祭壇のようなベッド、あきらかに今まで住んでた6畳間と別な空間って事だけしかわからない。
そんな感じでキョロキョロ見回しているとそこには土下座している神様?らしき人?がいた。
「この度は本当に申し訳ございませんでした!!」
声の高さからして女神さまかな?一体なにをやらかしたのかとりあえず聞いてみるか……。
「えっと……、確か大学の授業終わって疲れ果てて寝たとこまでは覚えてるんだけど……。」
「その後ですねぇ……この辺なら大丈夫かなぁ?と落とした雷が寮に直撃致しまして……今までこんな事無かったのにぃ……。」
雷って事は焼死体確定じゃねーか!!そして女神様はどんよりジメジメモードである。
「流石に私のミスなのでこちらに召喚させて頂いたわけですよ久遠寺英一郎さん。申し遅れましたが私は女神イーリスと申します。貴方は元の世界に戻る事ができませんが、どうしたいですか?」
流石に女神様立ち直りというかスイッチの切り替えが早い。
「そうだなぁ……どうしたいって言われてもどういった選択肢があるのかもわからんから少し絞る事ってできない?」
「そうですねぇ……まずはその身そのままでポイって私の管理しているアルテアという別世界に移すのが1つ目ですね。
2つ目は胎児から生まれ直してきっかけに応じて記憶が融合していく感じになります。」
「なるほどね、1つ目は利点としては言語が全てよめる、ただ名前を新しくしなきゃいけない、2つ目は向こうで戸籍的なものが保証されるが読み書きは勉強次第、みたいなもんか」
「そうですね、あとはお詫びとして追加で能力与えたりする感じになりますね。」
ふむふむ追加で能力貰えるのか……。向こうのミスって言ってるし多少は融通が効きそうかな?
「うーむ……それじゃあこの3点かなぁ。まず刀があるのならそれを極めたい、他にもいろんな武器種があると思うんだがそれを使ってみたい、このスマホが使えるのであれば使いたい、だな。」
「わかりましたよ、刀の極め、あらゆる武器の使いこなし、スマホは制限有りでしたらなんとか行けますかね。それから転生方については如何しますか?」
「胎児からの生まれ直しで頼む。」
「じゃあスマホに関しては9歳になったら引き渡しますね?
その時に久遠寺さんの両親に連絡付くようにしますんでー。」
こうして私の転生生活が始まるのであった。