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『高校』   作者: 碧依あい
1/6

第一章『自習』 第二章『先生』

高校時代に書いたメモを、まとめて投稿します。現実に少し創作が混ざっています。

高校生にしかないきらめく一瞬をそのまま閉じ込めるために作りました。


『自習』

蝉の声が空気を冷やす

走る電車が風を送れば、日常は動いた。


夜に沈む町は 青い空の傘の(した)

赤いノートは 廊下に響く笑い(おと)(した)


ふと 顔を上げると

町を守る傘は消え 光る列車は窓に溶け

懐かしい色を描きながら 「放課後」を終えた夜の学校


『先生』

提出用ノートの片隅に そうっとこぼした言葉の欠片

気づいてください 祈りを込めて

たくさんの時間を詰め込んだ


いつの日か この青いインクがにじんで心にしみるとき

貴方のことを想うだろうか

いつの日か この青いコトバがかすれて見えなくなったとき

貴方はこれを思うだろうか


想いよ どうか消えないで

いつまでもあの日に咲いたまま




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