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この空と、きっと。  作者: 佐野はる
20/22

20話

『やめてよ。』


…。


気付けば大きな声で叫んでいた。

これまで発したこともないほどの大きな声で。


こんなことを言ったのが初めてで、信じられない。

本当は言うつもりじゃなかった。

心の中に留めておくつもりだった。

言ったってどうせ変わらないことだし、悪化するだけだから。

だけど、思いを抑えることは出来なかった。

我慢をすれば、また前の自分に逆戻りしてしまうと思ったから。


でも、このまま耐え続ける自分は何があっても嫌だった。

人に嫌われても、自分がありたい姿でいられるのならそれでよかった。


きっとこの思いがこの言動になったのかもしれない。



自分の気持ちが言えたことは嬉しかった。

やっと変われたような気がしたから。

『ハイ』と言い続けた人生も無駄じゃなかったんだな、って思えたから。



『近道だけが人生じゃない。』

こんな言葉があるように、人生は遠回りの先にも、本当に奇跡や道があることが分かった。

これは実際に感じてみたから言えることだ。


今までは、人生において、名言など必要のないものだと思っていた。

そして、名言を当てにして生きていく人生にあきれていた。

『そんなことをするくらいなら努力したほうが良い』と、何度思ったことか。


だけど今は思う。

どうして人生を否定することしかできなかったのか、と。

人は成功から学ぶことよりも失敗から学ぶことのほうが多い。

いかに失敗を生かすことができるかに人生の充実はかかっている。

だから、常日頃から楽観的に考えることが大切なんだ。


部屋にこもったことで冷静になれたのだろう、考え方がいつもの状態に戻り、明るい未来が開けてきたかのように思えた。


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