表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この空と、きっと。  作者: 佐野はる
15/22

15話

鈴木君に無理矢理図書室に連れて行かれた。

今日はたまたま私達が図書整理が担当の日だったし、休館日でもあったから図書室には誰もいなかった。


「はる、さっきなんか言われてただろ!」


『言われてないって。』


「じゃあなんで泣いてんだよ。」


『泣いてないよ。』


私は泣いていることを鈴木君にバレたことが恥ずかしかった。

鈴木君には唯一心を許せる人だと思ってはいるけれど、それでも弱い私を見たら鈴木君に嫌われてしまうようで怖い。

人間が信じられない自分が一番苦しかった。


「おい。また逃げんのかよ。」


『逃げ、、てなんかないよ。』


「逃げてんだよ。嫌なことから逃げんな。言わねぇと分かんねぇだろ。」


『………鈴木君に私のことなんてわかるわけないじゃん。』


鈴木君の言い方にイライラして、私は図書室を飛び出した。

分かったふりが一番いやだ。

良い人ぶって本当にむかつく。

鈴木君と私は別人なんだからわかるわけないでしょ、と思った。

そして走って家に帰り、部屋にこもって寝た。


鈴木君のことなんて考えたくもなかった。


あんな最悪な人のことなんて。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ