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オープニング

<>内は選択肢です。

 人生はつまらない、同じ事の繰り返しだ。

来る日も来る日も同じ景色を見ている。そんな毎日をどうにかしたくて、今日もパソコンに向かう。何か面白い事はないかと、ネットを巡る。

 高校なんかつまらん。と一年もしないうちに辞めた。それからはずっと家にいる。俺はいわゆるニートだ。

 とある無料ゲームダウンロードサイトにたどり着いた。パズルやアクション、RPG、ノベルゲーム、他、全て無料でダウンロードできますか。俺はトップ画面に出ていたいくつかのゲームの中で、4人の女の子が出ている場所をクリックした。4人の女の子がたまたま俺の好みの女の子だったから――――――。

 「LOVE again」というタイトルのゲームのページにたどり着いた。

「主人公は高校2年生、親の転勤で▲学園に転校する事になった。転校先には5人の女の子とお近づきのチャンス!幼馴染か、クラスメイトの生徒会長か、謎の副会長か、バイトの先輩か。正解は一つ!」

ゲームの説明にはそう書いてあった。正解は一つってなんだ? その謎は、レビュー欄を見たらわかった。

「このゲームは4人の女の子が出てくるが、ハッピーエンドになるのはその中の一人だけです。後はバットエンドとしてゲームが終わります。」

 なんだそのゲーム。まいいか、無料だし、暇だからやってみるか。俺はゲームをダウンロードした。

 ゲームを起動する、タイトル画面になり、女の子が歌っているオープニングが流れる。

「名前を入れてください」

画面に主人公(男子高校生)の名前を入れる画面が出る。

「名無し 権兵衛」

初期設定がひどいな。ま、いいか、初期設定のままで。俺は権兵衛のままでゲームを進めた。

 突然白い光に包まれた。? 俺は、なんとパソコンの画面に吸い取られてしまっていた、。




 「気づいたかのう」

何か固いもので突かれて目が覚めた。見渡すと真っ暗な空間。目の前には白い服を着て広いひげを生やした白髪のじいさん。杖をついている、俺は杖で突かれたのか。

「私は神だ。お前さんをゲームの世界に転生させることにしたんじゃ」

「なんで? 勝手な事を」

「ここは『LOVE again』の世界じゃ。どうせお前さんは高校も辞めて仕事もしないニートじゃからのう。いても、いなくてもいいから転生させた。4人の女の子と楽しめばよい。でもいいか、正解は一つだけじゃ。バットエンドになったら最初からやり直しじゃ。ではいってらっしゃい」

神と名乗るじいさんは、俺の意思を一言も聞かずに、杖をふるい俺を飛ばした。


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