二人の出会い
初投稿です。これを読んで少しでもいいなと思ってくれたら嬉しいです。では本編へどうぞ。
俺はこの世界が嫌いだった。
学校では気を遣い、家ではなかなか家族が仕事が忙しくちゃんと話したのはたぶんかなり前だと思う。
「おい、和也このコーヒー奢って」
「えっ、でもいま金なくて...」
「この俺の言うこと聞かないとはてめえ何様だよ。」
あー、最悪だ。
「あっ、はい、買ってきます。」
あーなんで俺が、自動販売機まで距離結構あるしやだな。
『ガコンガコン』
めっちゃ前の人コーヒー買っていくじゃん。遅いなあ。
やっと終わった。
「って売り切れ⁉︎」
うわーまじかよ。
「あのー、お金払うんでコーヒー分けてくれませんか?」
「えっ、普通に嫌なんだけど。」
はっ?なんて言ったんだろ聞こえなかったなあ。
「嫌でも一つくらい。」
「はあ?こっちが早く買ったんだし、だったら早く来ればよかったじゃん。」
理論的にはそうだけどなんかムカつく。
「そうだけどなんとか譲ってくれませんかね。」
「しつこいなぁ、嫌って言ってるんだよ。」
「なんでもしますから、お願いです」
「なんでもしますねぇ、そう言ってしないとか」
「頼みますから。」
どうして、俺は頭を下げてるんだろう。
「どうして、君は人の為にそんなにできるの?君、他の人に頼まれてコーヒー買いに来たんでしょ?」
「えっなんでそれを?」
「そりゃ同じクラスだからそんなの分かるよ。」
「えっ同じクラスだったの?」
こんな奴いたっけ?
「はあ?君知らなかったの?うわーもっとコーヒー譲りたくないわ。めっちゃ最悪な気分なんだけど。」
「うわー‼︎ごめんごめんごめん‼︎マジで謝る、ごめん‼︎」
マジかよ、知らなかったー‼︎
「はあ、ため息しかでないよ。まあ君がバカだってことはよく分かった、仕方ないから今日は譲ってあげる。次はないからね。」
「えっいいの?ありがとう‼︎あと、君の名前教えてくれるかな?」
「桜田隆文、しっかり覚えろよ。はい、コーヒー仕方ないからタダであげる。」
「えっマジで⁉︎ありがとう‼︎ちなみに俺のなまえは前島和也だから。」
「そんなの君じゃないから知ってるよ。」
「ははっそうだよな‼︎」
「おいコーヒー買ってくんのおせぇぞ。」
「すんません。」
この良いのか悪いのかわからない出会いが俺を変えることになるとはそのときは分からなかった。
どうでしたでしょうか。
つまらなかった、面白かった、いろいろな意見があると思います。それでもいいと思います。私はこの作品に目を通して頂けただけでも光栄です。もし少しでも良いと思って頂けたなら次の話も作る予定なのでみてほしいです。次の話はいつになるか分かりませんが、どうぞ今後ともよろしくお願いします。