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第4話

感想頂きました、レフェル様、鋼箸様、並びにこのお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。




「つぐみちゃん。どんな姿になるんだろう?」


 つぐみちゃんと待ち合わせの為にワクワクしながら待っていた。


「モミジ。気持ちもわかるけど少しは落ち着きなさい。」


 ボクの態度にLinaちゃんが苦笑して諌めた。その時、地面に描かれた魔方陣が強く輝く。誰かがログインしてきた証だ。その光が収まると、僧衣を着た兎の耳を生やした可愛らしい少女が現れた。

通学中に話し合った設定のままだ。


「モミジ君に里奈ちゃんだよね?」


 つぐみちゃんが確認してきた。


「そうだよ♪こっちでもつぐみちゃんは可愛いんだね♪」


 思わずそう言って、頭を撫でてしまうボクだった。つぐみちゃんは顔を赤くしてされるがままになっていると、


「モミジ!次はどうする気なの!」


 と、ちょっと怒ったような表情でLinaちゃんが問いかける。


「あ、そうだったね。ちょっと離れた所に、PKプレイヤーキラー禁止エリアがあるから、そこで敵を倒して修行しよう。」




 ボクの案内のもとでPKプレイヤーキラー禁止エリアに行く途中、つぐみちゃん、じゃなかったRabiちゃん辺りを興味津々どあまりを見回っていた。今まで見たことが無い世界だから珍しいのかもしれない。


「ここだよ。PKできないし。強いモンスターもでないから初心者のレベルアップにはもってこいだよ。」


「良く知ってるわね?」


 とLinaちゃんが辺りの森の中を見回して問いかける。確かにゲーム開始時の場所からも町からもちょっと離れているから普通は見落とすみたいだ。


「実は親切な騎士のお兄さんと神官のお姉さんに教えてもらったんだ。」


「そうなんだ。優しい人がいて良かったね?」


 Linaちゃんがそう言ったと同時に近くの茂みが動き白い猿が数匹襲いかかってきた。


「危ない!」


「セイッ!!」


 横薙ぎの一振りで1匹を切り裂いた。しかし。そのスキに2匹の集中攻撃で腕を傷つけられていた。

そのうちの1匹を倒さないように気を付けながらもう1匹に向けて叩きつけた。


「今だよ!Linaちゃん!Rabiちゃん!」


「うん!氷突槍アイス・ランス!」


 ボクの言葉にRabiちゃんとLinaちゃんが攻撃を仕掛けた。Linaちゃんが放つ氷の槍が敵を串刺しにしてRabiちゃんの攻撃が止めとなり敵は崩れさった。

その瞬間、Rabiちゃんの頭上のレベルを示す数字が1から2になった。


 その後も皆で楽しみながらレベルアップに勤しんだ。


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