第2話
このお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。
「モミジ、お早う♪」
ボクの朝の目覚めは幼なじみの相原 里奈ちゃんのその言葉だ。時計を見ると6:00と随分と早い。
「朝御飯食べに来たの?」
「そ。父さん達また出張だって。」
里奈ちゃんの両親は会社を経営してて、ドラゴン・ウォリアー等のゲームを多数開発してたりする。そんな関係で年に数回は出張しているらしい。立ち上がりパジャマを着替える
「急いでつくるから、ちょっと待ってて。」
「最近、D・Wをやり始めたんだよ。」
朝食を取っているとき里奈ちゃんが教えてくれた。
「へぇ。里奈ちゃんもなんだ。里奈ちゃんのユーザー名って何?」
「Linaよ。アタシもってモミジも?」
ってLinaちゃんが里奈ちゃん?
「うん。ボクのユーザー名はRed Leafだよ。」
ボンッ!!
ボクの言葉に里奈ちゃんは首まで真っ赤に染まる。………あぁそういえば、あの後、里奈ちゃんが好きな人がいるって教えてくれたっけ。女の子みたいに可愛らしい顔だけで頼りなく見えるけど、カッコイイって、とても可愛らしい笑顔で言ってたっけ。
「里奈ちゃん。誰の事かは知らないけど、大事で大切な幼なじみを応援してるよ。」
その言葉に、里奈ちゃんはホッとしたような表情になった。なんだったんだろう?