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一枚  お肉が欲しい

お肉と魔術


人間は何かを証明したがる。


なぜ人は飛べないのか、なぜ人は食べないと生きれられないのか。その全ては『科学』という力で証明されてきた。


魔術、呪術そのようなものはないと『科学』で証明されてしまう。


ただ今この世界で『科学』では証明できないものがある。時間が経てば人はその証明を探すだろう。


ただ今では証明できなかったものは元々魔術だったらどうだろう。魔術で生み出されたものが『科学』を使い証明されたらどうだろう。魔術で生み出されたものは『科学』で証明されてしまったら 魔術ではなく『科学』と人は思うだろう。

この世界に存在するものである以上『科学』で証明されてしまうのだ。




誰がそんなつまらない世界を生み出したんだろう。私は世界はもっとファンタジーであるべきだと思う。






『神様お願いします。私の目の前にあるお肉を食べさせてください!!』





そして 世界はもっと公平であるべき。




『687円か、、、、、』



『あの。。。』



『いかぬいかぬ さっきからずっとお肉をみてしまったぬ』



『あの!!!』



『あ、はい?!』



『他のお客様がご迷惑になっていますので』



『あ、すみません』


買い物を終わらせてスーパーを出た


『行かぬ行かぬ 1時間もお肉見てしまった。。 今日もこのこしか食べれないな、、』


夜の街灯に もやしが照らされた。


私はお金のない美大生。なんでお金がないかというと、全て絵の具や筆でお金がなくなって 絵を描く時間が長いせいでバイトもできない。そう 人生詰んでいるのだ。



ガチャ



ボロいドアを開けて見えたのは 脱ぎ捨てられた服に、まだ捨てていなかったエナドリともやしの袋などが散らばってた。私もゴミ屋敷と言われてもおかしくないと自覚はしている。


テーブルには絵が一枚置けるぐらいのスペースのところに今日の晩御飯を置いていつものように食べた。


『神様ここにあるものが全てお肉になりますようにお願いします』


もし私が魔法使いだったらこのゴミを全てお肉に変えたいとおもう。


『そっか 魔法 魔法だ!!』


腕一本でテーブルのゴミを全てどかし床に落として 空っぽのテーブルの断面に 筆と絵の具をつかって大きな円を書き始めた。


『かけた!』


テーブルには大きな円の真ん中にやけにリアリティのあるお肉の絵が書いてあった。


『そう 魔法と言ったらイメージ!そして 祈り! さて儀式を始めよう!』


テーブルの周りには ロウソクを置いくのが本来のやり方なんだろうがそんなものが普通の家にあるわけがないので ティッシュを使って代用した。


『こういうときは詠唱をいうものを唱えるんだろうけど 適当でいいか!』


部屋は真っ暗の中 ティッシュから出てる光で部屋は照らされてる。


『えーと、えーと 私にお肉を召喚させろ! できれば国産A5和牛!!それも 肉厚で美味しい部分 お願いしまーす お願いまーす お願いしまーす』


ぴ ぴ ぴ

(伝音が聞こえた)


『もしかして いけた?!』


ビービービー


火災報知器が部屋中に鳴り響いてしまった。どうやらテーブルにティッシュをロウソクがわりに使ってもやし他のが不味かったのか 知らない間に床に落ちていたゴミに火が移ってしまった。


『う うわ!! 火事!! 水、水、水、水!!!』


近くにあった絵描きに使う 水をつけるバケツみたいなやつを使って鎮火した。絵の具の色が入ってたせいか 床は変色していた。


『うわ、かだずけめんどくさすぎる。   ん??   』


テーブルを見てみたら 何か置いてあるように見えた。


『もしかして』


私はテーブルに向かって走り出した。散らばったゴミに足を引っかかりながら向かった。

そこにおいてあったものは


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