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非常識・規格外・理不尽まみれな鉄板成り代わり~色々と鉄板じゃ無いですが気にしなくてイイですかね?~  作者: 篠宮秀佳
1章 10歳異世界美少女のまま(→中身も親父のまま……)
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1話、舞台演出家になってもイイですかねぇ?

ココから新章に入ります。


2年経ち、ナニが変わってナニが変わらないのか?

ついでに本来の流れとはかなり異なろうと足掻いたら泥沼に嵌まったかも知れない?!


取り敢えずお楽しみ頂ければ嬉しいです(^-^)/


人間は成長する。まぁ生き物ならば当たり前か。

特に少年の2年とは意外と馬鹿には出来ない。

色んな部分がパワーアップを果たしている。

誰かへの迷惑な熱い想いだとか。

増長一辺倒の馬鹿さ加減だとか。


どうでも良い部分しかパワーアップしないのは大問題なのだが、それを是としか考えていない人間にとっては些細な話なのだろう、傍迷惑際なりないが。


*****


2年経てば当然ながら8歳は10歳になる。

そう、今現在の俺の年齢。

この世界での役割終える期限まで後10年なのは今は考えないでおこうか、何かムカつくし。


婚約者は同年だし、婿候補三名も15歳を迎えた。

それがナニ?と聞かれれば、15歳とはこの世界での成人年齢だと言う、まぁただそれだけの事。


ちなみに婿候補の内の二人は此方の仕込みである。

当時13歳とした兄貴ズをある伯爵家の養子に捩じ込んで成立させた。まぁ実際には伯爵家自体が俺に大恩有るのでむしろ頼んだ際にも諸手を挙げての大歓迎ぶりだったが。その話はいずれとして。


これ以上は要らんとはね除けたかったのだが、我が家のラスボスたるお母様に半ば脅される形で強引に一人だけ婿候補が外注された。しくしく……。


その顔合わせのパーティーの席で多少のすったかモンだが発生したのだが、尚要らん事に何故だかその婿候補の侯爵家子息に気に入られてしまった俺。

不本意にも程が有る一番不幸な出来事だよね……。


一目惚れらしいよ~と宣った某犬にはその場で軽く腹パンをお見舞いさせて頂きましたよ、全く。

ホント要らんから!そーゆー情報はッ!!

駄犬なのは2年経とうと相変わらず。

まぁその前からずっとだから今更なんだけどさぁ。


くぅくぅピスピスと鼻を鳴らして擦り寄る駄犬。

……いや、領主サマか。

今は座る俺の『膝の上』で寛ぎの真っ最中。

豊かなふさふさ腹毛を晒すヘソ天姿でね!!

2年の大半を何故かこの姿のまま過ごしている。


いぇね、ちゃんと理由は有るんですよ。

聞いたら開いた顎が外れる程度の呆れ理由が。


『この姿ならアル君に甘えてられるし他の人達も甘やかしてくれるし一緒に居て咎められないし~♪』だそうである。お陰で周囲で実際に被害にあったヤツが3人ほど出ましたしね実際。

ちなみに俺と兄貴ズです、ハイ……。


*****


いや、今は駄犬の堕落姿なぞどーでもよい。

それよりも切実な問題は、その妙なパワーアップを遂げた(らしい)3人目の迷惑な婿候補の件だ。


「これまでも度々来てたんだけどさぁ……。成人年齢に達したからこれからはもっと活発にしたいんですと。ほら、今年から彼学園に入学するから」


「それを言うなら俺らもだけどな」


「俺もアルフリードもアルと一緒に住んでるからその分を埋め合わせろって事、らしい」


『ビッシリと切々と想いを書き綴った3枚分のラブレターを要約するとそうなったよねぇ~』


3枚?!と驚く兄貴ズに涙目で頷く。

ついでに言わせて貰えればあんなのラブレターじゃなくて不幸の手紙だよ、領主サマ……。

貰ってそのまま暖炉に直行したよ、止められたが。


読むのにあれ程勇気がいって、読んでからは寒気と冷や汗が止まらない手紙なんか、ねぇ……?


「……内容は思い出したくも無いからどーでもイイんだよッ!でも会う方がよっぽど心臓にも神経にも悪いから手紙の方がマシ、なのか!?」


「アル、まずは落ち着こう、ね?」


「顔合わせれば途端にでれでれドロドロな口説き文句しか出て来なくなるあの不思議さよ……」


「有能優秀だとの世間の噂ドコ行った?状態になるのは否定出来ないよね、あの人も」


両脇から宥めるアド兄とアルフ兄。

何度も何度でも言うが俺は生まれも育ちも男だ。

身体は此方に拉致誘拐された際に変えられたが、精神と顔は全く変えられてはいない。なので俺は正真正銘男なんだよねー、そう、身体以外は。


ついでにもう一つ。

俺は三人の子供が居る三十路親父だから。

長男が当時で10歳だった筈なので、婿候補の13歳なぞその長男とあまり変わらん年齢と言える。なので子供に口説かれても……ってのもあるのだ。


「はぁ、この際だからその学園で誰か良さげな女見繕ってそっち行ってくれんかねぇ……ん?」


「……なぁんかイヤな予感すんの俺だけ?」


「大丈夫だ、アルフリード。俺もだから」


『うん、僕にも分かっちゃったから』


2人と1匹が横で顔を寄せてコチャコチャ言っているが取り敢えず放置。イヤな予感とか言った件については後でキッチリ話を着ける気ではいるが。


だってココは『乙女ゲーム』の世界。

傍迷惑管理者な存在はそう仰ってらっしゃった。

舞台は学園で登場人物は俺の周辺。

俺は主人公じゃ無いけどちゃんとした関係者。

アレが言うには悪役令嬢、との事だけど。


でも、さぁ?

俺関係者なら別に俺自身が出なくても良くね!?

馬鹿は一定数居るんだからその辺は舞台整えて演出を裏からすればノる奴も居なくは無かろう。


*****


と、後で悔いるから『後悔』って言葉なのだと俺が気付くのはもう少し先の話……。


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