表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/73

18話、喧嘩なら高値で買わせて貰ってイイですかね?


コレが理想だったのかお嬢様?!

悪趣味もココに極まれりだなお嬢様!?

濃すぎる味はクドいだけだぞお嬢様!!


今、俺の中で荒れ狂うのはお嬢様へのヘイト。

けどそう考えれば納得いく部分もチラリ、か?

原色ゴテゴテ究極のクドさだった衣装の皆様。

アレに通じるモノは確かに有るもんな~……。


威圧したいのかたかだかイチ令嬢な俺が案内されたのはただっ広い謁見室。案内役の侍従さんに行き先を聞いた際には思わず再確認取りました、俺。


この方は比較的マトモな神経をお持ちの方らしく、子供な俺にも丁寧にかつ申し訳なさそうに接して頂きました。後でお父様に伝えておきましょうか。

きっと出世出来る事でしょうからね。


にしてもさぁ~。

教えてくれたついでにもう少し詳細ねだったら、立ち会いに臣下をさすがに呼び集めてまでには至らなかった。ってぇか寸前で宰相が喰止めたらしい。

ナイスです!お父様!!


けれども謁見室は譲らなかったそうで、尚且つ陛下だけじゃなくて婚約者の第一王子は勿論、ついでに何故だか母親の寵妃まで同席してるそうな。


……俺は一人で呼ばれましたけどね?!

けどまぁお父様がご一緒してくれるそうですが。

将来の身内になる相手に親は不要だろうと一蹴しようとしたらしい陛下、正にブーメラン自爆。

じゃあ父母同席するお前はどうなのさ?と宰相に返されて同席を許した経緯が裏で有ったのだと。


教えて貰っといてナンだけど呆れてお礼の言葉が遅れた俺は悪くないと思いますの、ハイ。

ついでに先行きに不安すら覚えてる真っ最中。

それともう一つ、初めてお父様が宰相で良かった!と心の底から安堵しましたですよ。


*****


そんな失礼極まりない親子との謁見なのだが極秘裏話がもう一つ、それは正妃様の懸念から。


この国有数の身分と資産と権力を持つ公爵家。

それが我が家なのだが、いくら婚約者相手とはいえ上から目線通り越しな態度でイイのか?との事。


そんな正妃様のお子様は俺の婚約者とは一つ違いの第一王女と第二王子の双子。その第二王子は血筋はピカイチだけど年功序列の観点からは王太子にはなれない。優秀なのに!な鉄板ジレンマ案件ね。


一応そんな第二王子を推す貴族達も派閥で存在するらしいけど、国を乱す要因にはなりたくないと動きを阻んで拒否されているそうですよ、はい。


……正妃様はマトモで居らっしゃいますのねぇ。

まぁあのお母様とも学生時代からの友人だそうですからマトモでなければ持続せんでしょう。

ちなみに寵妃も同窓だそうだが此方とは交流はおろか公式な場での会話も皆無だそうです。


イロイロとお察し出来る関係性ですなぁ。

さながら泥水で心が洗われる間柄ってヤツですか。

是非とも俺もその方向性で参りましょう。


以上、近々馬鹿王族の侍従から足を洗いそうなマトモな神経の持ち主である男性からの情報でした。


*****


金髪碧眼はもう王族鉄板の配色なのだろうね。

寵妃は黒髪翠眼だけれど王族は父方の配色の方が出やすいんだってさ。それすら鉄板。


顔立ちは……うんまぁ普通よりチョイ上かなぁ?て俺としては思うが整ってはいるのだろう。

けどさ、中東バリな肌色してる時点でアウトに近い。それでいて顔つきはもろヨーロッパ系て……。

濃いぃわな!そりゃもう全部が!!


世界観がぶっ壊れてる代表格に挙げるぞ、コレ。

オリエンタルチックなのは寵妃だけだろがっ!!

残念無念な組み合わせも極まれり!ですな。


お陰様で最初から無い緊張はマイナス値を更新し、十段上から場所以上に此方を見下だす視線と態度に改めて殺意が湧いて参りました、俺。


横に控えながらからの、心配そうな視線を寄越すお父様は何故だか誤解しているようですけどね。

売られた喧嘩は高値で買うのが俺の信条なんです。

なので是非とも買わせて戴きましょうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ