第2話 学園の都市伝説
団員全員で書いているので最初に投稿した時と差異がございます。
団員が一人ずつローテーションで書いているため作風や書き方が若干違う可能性もございますができる限り合わせていくようにしていくのでよろしくお願いします。
そして男子生徒は先生の話をそっちのけで学園の都市伝説を永遠語っていた。
先生の話と同時に話が終わったので要約しようと思う。
学園の生徒数名が行方不明でいなくなった。それなのに誰もまるで何事もなかったかのように日常を過ごしていた。行方不明になった生徒の共通点は夜の学校に忍び込んだことだそうだ。しかしいたという痕跡は残っているが、誰もその生徒たちのことを覚えていないらしい。無論、例外もあるようで、行方不明になった生徒たちのそばにいた親しい者たちは覚えているそうなのだ。そんな、信憑性のあるんだかないんだか、えもしらない話が広まっているらしい。
少し興味はあるが今はそれはいい
「真白。先生の話を聞いていたか?」
真白に尋ねるとさっきまですごく辛そうな顔をしていたのに僕が声をかけた途端に笑顔になった。
「うん!先生の話なら聞いてたよ!…怜の方こそ聞いてなかったの?」
「あぁ…ちょっと隣の奴がうるさくてな」
「なに…そいつ私ちょっと…」
「あ…僕、聞いてなかったから帰ったら教えてくれないか?」
「…うん!わかった!」
そんなたわいもない会話をした僕が、時間を確認しようと時計を見た途端校内にチャイムが鳴り響いた。
今日は入学式だったので午前だけで終わった。
それから真白と帰宅路についた。
家に着いた真白と僕は疲れたので少し横になった。
それから気づいたら寝ていたみたいでもう5時だ。下からいい匂いがすると思い見に言ってみたすると真白が料理をしていた。
「ごめん少し疲れて今まで眠ってしまったよ」
真白に一言詫びを入れた。真白は怒ってはいないが、少し拗ねていると言った感じだった。
「いいよ別に私が好きでやってるんだから。もうご飯できるから机にお皿並べて置いてね」
とくにやる事もないので真白の料理が出来るまでに僕は机にお皿とか食事に必要な諸々を用意することにした。
そして食事を終えた後先生の話していた内容を真白に教えてもらいそれからお風呂に入って寝ようと思ったがさっき寝てしまったせいか眠れない。ふむ、どうしたんだものか。
仕方ない少し散歩してこよう。
散歩するために靴を履き玄関を出た。
その瞬間視線を感じた。
すごくねっとりとしている視線を
周りを見てみたが誰もいない。
…何だったんだ?さっきの視線…
背筋がゾクっとするような気味が悪い視線。
まぁ気のせいだろう…多分…そう思った怜は何事も無かったかの様に散歩をしだした。
そして何事も無く無事に終わり散歩から帰ってきた怜を迎えたのは鬼の形相の真白だった。
「怜今何時だと思っているの?こんな時間に出掛けちゃダメじゃない。私心配したんだよ…」
どうやら本気で心配していたらしく真白の声は怒りよりも震えていて不安や恐怖と言ったものを僕に訴えかけている気がした。
…悪いことをしちゃったな…
「ごめん真白心配かけて」
真白にそう言って僕は頭を下げる。
「いいわ、無事に帰ってきてくれたならそれで」
どうやら真白に本気で反省してることが伝わったみたいで真白はすぐに許してくれた。
…これからはこういうことはしないように気をつけないとな…
などと考えていると、歩き回っていたせいか自然とあくびが出た。
「ごめんもう寝るよ。おやすみ」
真白にそう言って二階にある自分の部屋に上がった。
「ふう〜、もう眠たいしもう寝るか…これから楽しくなりそうだな?」
なんて呟きつつベットに潜り込み眠りについた。
これから起こる悲劇を知りもせずに。
第2話を見ていただいてありがとうございました。キミモノ作家団です。まだ2話目ですがこれからもよろしくお願いします‼︎