ギルドに入ろう!
「ここが町か〜」
塀に囲まれた中に、町はあった。
軽い検問があったが、
出稼ぎだと言えばすんなり通れた。
とりあえずギルドか…。
近くのギルドを探す。
民の剣
平民で作られたギルドと、
龍の鰓
貴族で作られた貴族しか入れないギルドがあるようだ。
民の剣へ向かう。
暫く歩くと看板が見えた。
カランカラン
軽い音と共に中に入る。
「いらっしゃいませ」
従業員に声をかけられた。
酒場にもなっていて、
ダメ人間が昼間から酒を浴びている。
「登録したいんですが…」
「ではこちらに御記入下さい」
紙を渡された。
名前池上和音
魔力100000
属性全部
死んでも責任は負いません
承諾…と
「かけました」
「これは…
私に付いてきて下さい」
紙を渡すと従業員さんに付いてくるように言われた。
なにやら倉庫に見える場所で
水晶を渡された
「これに魔力を流して下さい」
魔力を流して…
パリンっ
割れた…
「割れた…これ100000000まで測れるのに…
マスター私には無理です」
おお、増えたなぁ〜
神すごかったからなぁ〜
「君が水晶壊したのか?」
ドアからいかついオジサンが現れた。
「すみません、元に戻すんで」
「戻す?」
「はい、時の精霊よ」
呼びかけると精霊が現れた。
「これ直して貰えないかな?」
「いいよー」
精霊が指を振ると、水晶が逆再生の様に元に戻った。
「ありがとう」
「お安い御用だよ」
そう言って消えた。
「今のは…」
「時の精霊ですよ。」
精霊は基本姿を見せない。
見せると売ろうとしたり捕まえて奴隷にしたりと
いいことがないのだ。
「君が規格外なのはよく分かった。
それじゃあ、俺と戦うことでランクを決めようと思う。いいか?」
「はい」
廊下を進んでいると、
頑丈そうな扉が開かれた。